ガーンジー島の読書会の秘密|視聴キロク
ネットフリックスで「ガーンジー島の読書会の秘密」を視聴したキロクです。
●視聴するきっかけ●
時の面影をネットフリックスで視聴したことで、今作で主演されているリリー・ジェームズ関連でレコメンドされていて、ネットフリックスから見るよろしとログイン後の一覧に表示されていたため。
●ガーンジー島とは●
イギリスとフランスの間(紀元前にフランスと陸繋がりだったとWikiに記載のある通りフランスより)にある島。Wikiに記載されていましたが、第二次世界大戦中5年に渡りナチスドイツに占領されていたようです。
●どんな話●
第二次世界大戦直後、1通の手紙から始まるポテトピールパイなくしては語れないナチスドイツ占領下が起源となったガーンジー島の読書会をめぐる謎あり、涙ありな感じの話
●どうだった●
📝第二次世界大戦直後とあって、全体的に重い雰囲気を感じた。
📝戦争は、個人を個人として扱ってはくれない。その国として扱われてしまう。どんなにいい人であったとしても、その国に対する憎しみで、個人の「いい」は、「わるい」に上書きされてしまう。特にドイツ人に対しては直前の第一次世界大戦のことも相まって、足し算ではなく乗算で「わるい」印象が強かった。
📝エリザベスは、劇中で奴隷で栄養失調となっていた赤の他人の子供を救うために、まだ小さい自分の子供を友人に預けて、友人の制止も振り切って、薬を取りに行った結果、ナチスドイツに逮捕されて大陸の捕虜収監場へと連行されてしまう。
エリザベスは、最後まで自分の心の思うままに生きていて、小並感だけどすごいとしか言いようがない。同じ立場であれば、私は自分の子供を優先してしまう。赤の他人の子供を救うために自分の子供と離れ離れになってしまうかもしれない選択肢を選ぶことはできない・・・と思う。
📝ポテトピールパイの読書会の成り立ちは、戦時中とは思えない面白おかしさがあった。
📝ジュリエットがエリザベスの写真を見て、「ママは美人だね」とキットに語り掛けた後のキットの笑顔がとても可愛かった。
📝タイプライターって当時は結構うるさいものだったんだ。寮母みたいな人が夜の10時以降はタイプすんなよと言っていたのが面白かった。それにしても寮母みたいな人・・・マクゴナガル先生???!
📝10時以降はタイプするなよって言われてもタイプする主人公ジュリエット。物書きさんだから仕方ない。10時以降はタイプするなよってもうフラグでしかなかった。
📝物語後半で離島から自室に戻って、とある理由からふさぎ込むジュリエットを心配した寮母の「ずっと無音なのが気になって気になって・・・。まだタイプ音が聞こえた方がマシだわ!」とジュリエットを心配するセリフがまた面白い。
📝読書会の皆が良い人すぎる。このメンバーに囲まれて読書会に参加していけば、私も表現豊かになれる気がした。
📝文通したときからそうなるだろうなと予測はしていたけど、やっぱりそうなりますよね。ごめんなさいという主人公が言っているシーンは、私は早送りで飛ばして、前後の話だけ汲み取って、ああ・・・やっぱりそうだよねとなりました。窮地に追い込まれるんじゃないか?って思ってしまうシーンは相変わらず苦手で飛ばしてしまう。
📝すべてがハッピーにはならなかったけど、終わり方はハッピーで私好みだった。ジュリエットの「私と結婚して」「好きだから」って、とにかくまっすぐな言葉とドーシーの「Oh My God....Yes...」がシンプルで素敵。
📝キットの宝箱には、エリザベスの父の勲章が入っているんだろうなあ・・・。と思うと戻るべきところに戻って来たんだなと感慨深い。
リリー・ジェームズはやはり可愛い。でもそれ以上にドーシーを演じていたミキール・ハースマンがカッコよすぎた。