映画館のきろく。川っぺりムコリッタ
映画館で見た映画の感想です。
「川っぺりムコリッタ」
なんと私自身もびっくり9月5本目の映画。
ムロツヨシ。変におせっかいで変な隣人のおじさん感出すの天才すぎる。
事情を抱えた若者が新天地で紹介されたアパートにて、アパートの住民とのやりとり、日々をただ過ごす映画。
映画館通ってる間に、予告で流される度に見たい度が上がっていった結果、見に行った。当初見るつもりは無かった。
吉岡さんが演じる溝口さんの
「今日もお暑うございます。笑顔で過ごしていらっしゃいますか?」が最高につぼりました。響き、音量、吉岡さんのボイスがマッチしすぎて、あんなん玄関口で言われたら、怪しすぎる。この映画一記憶に残る言葉でした。
ムロツヨシ演じる島田さんが言っていた
「ご飯ってね、1人で食べるより、誰かと食べた方がおいしいのよ」
ほんとうにこれ。
諸事情あって、1週間ほど1人で過ごしていたのだけど、やっぱりパートナーや3歳児と食卓を囲むのと1人の場合は全然違うなと感じた。
まさにその期間に見に行った映画だったので、ものすごく孤独感を感じた。
すき焼きも白ご飯もめっちゃ美味そうだった。
松山ケンイチ演じる山田の、ご飯炊けた直後にジャーを勢いよく開けて、ジャーの蓋から解放されたおいしさを含んだ湯気がもくもくとする所に、顔を突っ込んで、肺いっぱいにその白ご飯湯気を頂いているシーンが何度かあって、あれこんどウチでやろうと思った。絶対匂いだけで美味しい奴。
タイトルにある「ムコリッタ」は、仏教用語らしい。
まったく知らなかった。
時間の単位で、1/30日を表す言葉らしい。
日々ってことですかね。まさにそんな感じで視聴感だった。
直前に「地下室のヘンな穴」を見ていて、なんだかふわふわしていたので、まどろむというか落ち着くとうか、ほど良い120分だった。
後半、高級イカの塩辛のツボに、あるものをいれて、それを島田が先にご飯たべるよーって開けるシーンは良かった。映画館で後ろだったり前だったりの席から笑いの声が漏れていた。
パンフレットに書いてあったのだけど、島田の部屋の前はものすごい立派な野菜畑になっていて、その野菜畑は衝撃の美術部スタッフが撮影の数か月前から仕込んでいちから作り上げたものだったらしい。
そりゃあ度々島田が山田に持ってきていた取れ立て野菜が美味く見えるわけだよねって思った。
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