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面接対策 言いづらい過去 事例④転職を繰り返す人

前回の記事に引き続き、面接で経歴に聞かれた際のケーススタディをご紹介していきます。

(主観や極論も入っていること、また当てはまらない方がいることもご了承ください)

ネガティブに聞こえる経歴について考えるポイントはここです。

①実際に過去に対して逃げずに自分事(自分が選択したこと)として向き合い、反省をする
②反省をもとにどう学び、どう未来へ向かっていくのかを考察し、行動する

もっとシンプルに言うと他責にせずに自責でとらえ、ただ反省だけにとどまらず未来への意欲を示す

そして、面接官はわざわざネガティブに感じたことを教えてくれません。

スルーしてお見送りにします。

そこで今回は
以下の事例をもとに
面接官だったらどう思うか??(私の主観が入ることもご了承ください)
どのように捉え、どのように考えればよいか。

を伝えていきます。

今回は転職を繰り返すパターン。

事例を見てみよう

27歳 3社経験。4社目への転職活動。

面接官「では、3社経験されているということですが、それぞれの転職理由、退職理由を教えてもらえますか?」

求職者「1社目では携帯販売の営業職で働いており2年勤めましたが、私の求めているものと会社の方向性が違うと感じ、転職をすることにしました。」

面接官「方向性の違いってどんなものですかね??」

求職者「はい。私はお客様に寄り添った仕事をしていきたいと思っていましたが、会社は効率主義というか、、とにかく数多く販売しろ!!という方向性でちょっと違うな、と思い、辞めることにしました。」

面接官「なるほど。でも、それって入社前にわかっていたんじゃないんですかね??」

求職者「そうですね。新卒で入ってまだ仕事のことが分かっていなかったのかもしれません。そこは企業研究が甘かったと思っています。」

面接官「わかりました。ちなみに、ビジネスで効率を求めるのって普通だと思いますし、効率を求めるから私たち消費者は安くものを変えると思うのですが、そこについてはどう思います??」

求職者「そうですね。何もわかっていなかったのかもしれません。」

面接官「ちなみに、2社目は2年半で辞めてるんですかね??そこについても教えてもらっていいですか?」

求職者「はい、今度は。お客様と深く関われることを大事にしたくメーカーの営業職ではたきました。当初はお客様と深い関係を築けると思い、やる気をもって働いていました。しかし、社内の評価制度に納得がいかず、、、
先輩からいい会社を引き継げた人が良い成果を出せるような仕組みになっていて。なのでいくら頑張っても運で評価が決まってしまうことに納得いかなくなり、辞めることにしました。」

面接官「なるほど、、評価体制ですか。ちなみにその現状を変えようと努力はしたんでしょうか??」

求職者「自分なりにはお客さんに紹介を募り、他の会社さんに営業をかけたりしたんですが、やはり引継ぎの昔からパイプある企業の単価の高さには勝てず、、中々厳しかったです。」

面接官「上司や周囲に話したりしなかったんですかね??」

求職者「上司には1回伝えたんですが取り入ってもらえず、、難しかったですね。」

面接官「そうですか。では今勤めている会社。まだ1年くらいだと思うのですが、、なぜ退職しようと?」

求職者「はい、これまでの経歴の反省を活かし、新たに製造職として働くことになったのですが、仕事を続けていくうちに お客さんと触れ合いたい と思うようになり、改めて営業で働きたいなと考えたからです。」

面接官「そうですか、、ただ1年で辞めてしまうのは早いと思うのですが、その辺はどう考えていますか??」

求職者「そうですね。ただ自分に合わない仕事でだらだら働くより切り替えたほうが自分の未来のためだとかんがえました」

面接官「なるほど、、どんな未来を想い描いているのですか??」

求職者「やはり、コロナもあって就職も不安定な時代になってきたので、自分の市場価値をあげたり、IT関連の仕事についてリモートワークや副業にも対応できる人材になっていきたいと考えています。」

面接官「ITですか??これまで勉強したり、触れてきたことはあるんですかね??」

求職者「今、独学でプログラミングを勉強中です。あとは昔からPCに触れることは好きで抵抗感はありません。」

面接官「わかりました。では次の質問に移りますね。・・・」


フィードバック

あえて厳しくツッコミます。

全体の印象としては
自分の人生や生き方、行動に対しての「無責任さ」を感じます。

ただ周囲のせいにしていて面接官目線で言うと「採用したいな~」と思うことができません。


以下、詳細です。

→ でツッコミます。


27歳 3社経験。4社目への転職活動。
面接官「では、3社経験されているということですが、それぞれの転職理由、退職理由を教えてもらえますか?」

求職者「1社目では携帯販売の営業職で働いており2年勤めましたが、私の求めているものと会社の方向性が違うと感じ、転職をすることにしました。」
→方向性の違い??2年目の若手社員に会社の方向性なんて分かるのかな??もっと聞いてみよう。

面接官「方向性の違いってどんなものですかね??」

求職者「はい。私はお客様に寄り添った仕事をしていきたいと思っていましたが、会社は効率主義というか、、とにかく数多く販売しろ!!という方向性でちょっと違うな、と思い、辞めることにしました。」
→それっぽいこと言っているけど、現実から逃げている言い訳に聞こえるな。この会社は自分で選んで入った会社でしょう。


面接官「なるほど。でも、それって入社前にわかっていたんじゃないんですかね??」
→しっかり突っ込んでくれる優しい面接官ですね。

求職者「そうですね。新卒で入ってまだ仕事のことが分かっていなかったのかもしれません。そこは企業研究が甘かったと思っています。」
→だって仕方ないでしょ。っていう投げやりな感じに聞こえます。新卒だからって許されるんでしょうか??責任感の無さがうかがえます。
さらに企業研究が甘かったというのも傲慢です。「能力や人格面に問題はなかった。入る会社が悪かった。会社が悪い」と聞こえます。


面接官「わかりました。ちなみに、ビジネスで効率を求めるのって普通だと思いますし、効率を求めるから私たち消費者は安くものを変えると思うのですが、そこについてはどう思います??」
→厳しい事言っていますが、挽回のチャンスをくれています。


求職者「そうですね。何もわかっていなかったのかもしれません。」
→今の自分には関係ないことだから、という投げやりな態度に聞こえます。過去の自分が勝手に選択しました、って聞こえる無責任さがにじみ出ています。


面接官「ちなみに、2社目は2年半で辞めてるんですかね??そこについても教えてもらっていいですか?」

求職者「はい、今度は。お客様と深く関われることを大事にしたくメーカーの営業職ではたきました。当初はお客様と深い関係をを築けると思いやる気をもって働いていました。しかし、社内の評価制度に納得がいかず、、、
先輩からいい会社をもらえた人が良い成果を出せるような仕組みになっていて。なのでいくら頑張っても運で評価が決まってしまうことに納得いかなくなり、辞めることにしました。」
→またそれっぽい事いっていて、また辞めてるんですね。「思ってたのと違った」っていう人生を繰り返しそうです。
本当に評価制度が悪かったんでしょうか??この人が言ってるだけかもしれないのでわかりません。


面接官「なるほど、、評価体制ですか。ちなみにその現状を変えようと努力はしたんでしょうか??」

求職者「自分なりにはお客さんに紹介を募り、他の会社さんに営業をかけたりしたんですが、やはり引き継いだ昔からパイプある企業の単価の高さには勝てず、、中々厳しかったです。」
→あくまで「自分なり」ですね。どれだけ努力したんでしょうか?疑問が残ります。


面接官「上司や周囲に話したりしなかったんですかね??」
→結構、聞いてくれる良い面接官ですね。


求職者「上司には1回伝えたんですが取り入ってもらえず、、難しかったですね。」
→面接官のパスに気づいていないですね。ここまでくると「社会人になる責任感・覚悟の欠如」を感じてしまいます。


面接官「そうですか。では今勤めている会社。まだ1年くらいだと思うのですが、、なぜ退職しようと?」

求職者「はい、これまでの経歴の反省を活かし、新たに製造職として働くことになったのですが、仕事を続けていくうちに<お客さんと触れ合いたい>と思うようになり、改めて営業で働きたいなとおもったからです。」
→ずーーっと無いものねだりをする人なんですね。あなたは会社に求めるほど素晴らしい人なんでしょうか??
「もらう」ことばっかり考えている人生ですね。


面接官「そうですか、、ただ1年で辞めてしまうのは早いと思うのですが、その辺はどう考えていますか??」

求職者「そうですね。ただ自分に合わない仕事でだらだら働くより切り替えたほうが自分の未来のためだとかんがえました」
→自分の未来のため??経歴がどんどん汚れていることに気づいていないのでしょうか??
しっかりとした志があって辞めていくのはいいと思いますが、この人は行きあたりばったりで『芯が無い人』と感じてしまいます。


面接官「なるほど、、どんな未来を想い描いているのですか??」
→あきらめずに付き合ってくれる面接官ですね。

求職者「やはり、コロナもあって就職も不安定な時代になってきたので、自分の市場価値をあげたり、IT関連の仕事についてリモートワークや副業にも対応できる人材になっていきたいと考えています。」
→それっぽい事言ってますが、学生でも思いつく安易な意見です。意見自体が悪いわけではないのですが、この人の安直さを感じます。

面接官「ITですか??これまで勉強したり、触れてきたことはあるんですかね??」

求職者「今、独学でプログラミングを勉強中です。あとは昔からPCに触れることは好きで抵抗感はありません。」
→どれだけやってるのかは、、わかりませんが、この経歴で言うと続かないんだろうな~。この人の根本の性格を変えないと社会人として大人として厳しい・・・

面接官「わかりました。では次の質問に移りますね。・・・」
→諦められてしまいました。


以上。

今回も忌憚ない意見をコメントしました。

このパターンも黙ってお見送りになるケースです。
今回の面接官はチャンスを結構くれているのにもったいないです。


では、どのように捉え、考えればいいのか??

ポイントはここです。
①実際に過去に対して逃げずに自分事(自分が選択したこと)として向き合い、反省をする
②反省をもとにどう学び、どう未来へ向かっていくのかを考察し、行動する

がベースです。

今回の方は27歳の大人なのに
「自分自身と向き合えていない」というところに大きな課題があります。

全部他人のせい、会社のせいです。

なまじっか経験を重ねているだけに、言い訳がうまくなってしまい、
おそらく自分自身のこともだましていると推測されます。

欠点の無い人間がいないように、
欠点の無い会社もありません。

会社に落ち度もあったとは思います。

しかし、「自分で決めた自分の人生の選択肢」を否定する人生になってしまってます。

こうなると 自信の無い人生 を送ることになります。


前回書いた記事のように、自分自身に誠実であることはとても大切です。

自分との約束を守ると 自信 が得られる のです。


どのようにすればいいか

退職にはさまざまな要因はあると思いますが
「自分側の要因は何か??」と考えることが大事です。

生きていく中で自分以外の要因で物事が変化したり、不幸をこうむることもあります。また、どうしようもないこともあります。

しかし人間は
「自分にできること」 しか、できないのです。

逆に
「自分にできないこと、影響を及ぼせないこと」にフォーカスすると、、
行動ができなくなります。

行動ができない=無責任 になるのです。

そして成長には行動が伴います。

つまり「自分側の要因は何か??」が考えられないと
行動ができない人間になる。

すなわち、成長できない人間になります。


理不尽で、どうしようもないことが起きたり、変化や情報のスピードが激しい現代で成長していくためには、人のせいにしたくなる中で「自分側の要因は何か?」と考え、行動し続けることがとても重要です。


どう自分と向き合うか

今回の例で言うと

退職を繰り返してしまう<自分側の要因>にフォーカスし、
そこからどう学び、どう挽回していくか という意気込みがすごく大事です。

例:
退職を繰り返す自分側の要因
・周りがどうにかしてくれると思っている自分の人生に対しての甘さ
・仕事として周囲に「貢献する」「与える」 考え方・心の欠如
・自分の弱さを隠し続けようとする逃げの姿勢

ここを自分で認められるかどうかです。

人間は自分自身と向き合って初めて成長できます。


今回も参考にしていただけると嬉しいです。

次回もこの経歴のポイントレクチャーします。

以上です。

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