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Photo by
voice_watanabe
強打
言葉にはパワーがあるから
かなしみの深さもそうだけれど
現実に表れると麻痺するから
乗り越えていくしかないことになる
黙って辛いねって自分に言って
そうするしかない流れにじっとする
いやだ、だめだ、とキツい顔してなりふり構わず
けしかけていくとか、必ずやり返すとか、
群れて味方をふやして徐々に懲らしめるとか、
それは正当な強さでなくてもまかり通っていて
よく見る気強さが成り立つ
【悪さにはカラクリと罠】
そこに底に 力を注ぐのか
見せないけれども見えるから
はしたなさは心の奥に留めてあるから
助かるように祈るしかない
確率的に か細いやり方
そんな境い目が沢山あって
悪さはそうそう見せないでひそひそと
カラクリと罠
それでも底に対して平気な顔で
'暮らしてはいけないよ'とは叫べない
誰もどこもいないから
助かる手段も見当たらない
だから仕方なく平気な顔だけして暮らす
ほら、またやってきた誰か
感覚を麻痺させる 日常
けしかける何もないから危機感もなく
立派な仮面に限ってどれも作り物だから
そう見せたい裏側を
どれも誰もどこも まざまざと中身を見せられる
大したものではなく 空っぽの本性を
易々と知っていた
カラクリがあるように
長い間 まるでおあそび毎のように
実は恐怖心とだけ共存して
いつもどこかしらを強打してきたような痛みを
拭いきれないけれども 言葉にしてはいけない
不条理な世の中をずっと歩く
窓からみえる景色に心救われる
青い空と白い雲 もうそれだけでいい
そういうと其れ更奪おうとする出来事 瞬間
まだまだずっと続くようだ