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それでもただ

狐につままれたかの、まさにそんな異様なカラクリ…
暗闇の手探りでずっと…
それでも一生懸命やるべきこと
こんなところに真面目さを使うとは
いや利用したんだろう 
極めつけの狡さの体質が上回る…
’利用される'そのものでも真面目にこなす真面目さ 鈍臭さ
転勤の荷造り全てやらないようあそべるよう、
名残惜しむよう誤魔化し大きく’利用する'狡さ
人間技ではない狼の狡さの最後に
とことん削り尽くす見てきた仕業の集大成が
先にいつも置いてあったから 
いつもはっきりみえていた
まさかな、まさかなって
それほどの暗闇 
みえてきた人間崩壊までのここだけへの目論み
今だ見え隠れする、すぐ近くに間接的悪さの足音
音はさせないしつこさは誰にもどこにも色んな手を使って 百も承知の刻み込まれた嫌な感覚が
まだ時々あって


痛手は多少重荷になるけれど

これがなければ最後の最後
空回りが必然だったことの確証になっている不思議
痛みのなかで前が見えてゆくような不思議
そういえば本に書いてあったな、痛みをともない導かれ修正されるという
それでもないな 綺麗ごとではどれもない
前が見えるなんていつもないから
いつしかそのことさえ忘れてしまう 軌道修正
それは違うよ そこではないよ もういいんだよ
忘れえない苦しみは どこに捨てよう

こちらだけにやる理屈責めの痛い言葉の時の
誰も見ることがないであろう気強い面が
その本質と同じに やたら歪んでワル狼に
いつもみえた


miwaの歌のタイトルにあるとおり
'それでもただ'とか'でも新たに'とか
'たとえそれでも立ち上がる'とか
それでも'(逆説的に)構えていたい思いだけは思考する 進むために 生きるために
いつかようやく安心できる何かを探す
苦しみを隠すように言葉にして形いいまとめ方にしてみたりする

辿りつかないで震えているこころは
それでも頑張るという健気な気持ちに隠されて
読み取ろうとされるよりも
それ以上の気合いと
誰も成し遂げないままにして見つからない鍛錬のチカラに任せて
「そうではなくて」とそう言っているように
「それでもただ」懸命に今をやり過ごして
誰も分からないぶん 何も存在しないんだよね

其々がそれぞれの存在 手応えが残らなくても
其々個々の存在 その意識がほしいひとが多い
人とばかり比べずに 
隙あれば罠ばかり張ってないで