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キャンプは子育てに良いって聞いたけど大人もこんなに楽しいなんて聞いてない。

台湾旅行の熱も冷めきらぬうちに千葉までキャンプに行ってきたよ。

我が家としては2回目のキャンプ。

デビューとなる前回は夫の友人のプロキャンパー様におんぶにだっこで大変快適なキャンプを経験させていただいて、
今回までに夫はコツコツとテントを買い、寝袋を買い足し、コーヒーを自分で淹れるようになり、小さめのランタンを買うなどした。

今回なんと、その頼みの綱のプロキャンパーさんはデイキャンプで帰ってしまうということで。

いいじゃんいいじゃん。
途中まで恩恵に預かりまくってさ、
ファミキャン(=ファミリーキャンプ)のいい練習になるんじゃないの?
ねえ?

とポジティブに言ってはみたものの、正直めちゃくちゃ不安だった。

だって前回のキャンプが楽しかったのって、本当にうまみしか吸ってなかったから。
今よりも小さかった次女と長女の対応に追われているうちにテントが張られ、肉が焼かれ、焚火がつき、食器が洗われ、ランタンがともされ、寝て、起きて、淹れたてのコーヒーをいただいた。

私もあなたもあんなに楽しかったのって、あれだけ整えられてたからだよね、夫と話していたのに。
プロキャンパーさんが、夕方で帰ってしまう。
これはもう、2日目の朝なんて壮絶なんじゃないだろうか。
せっかくのキャンプで私は娘たちに怒鳴ってしまうんじゃないか。
少なくとも夫にはイライラしてしまう気がする。

と、本当に惜しい気持ちで見送った。


さて、家族だけになってしまった、と思っていたら長女に手を引かれた。

「あの子たちと一緒に遊びたい。行ってきていい?」

えええええ?!
あの長女が?!!
いいよいいよいってらっしゃいな!!!!!

と目の届く範囲で見届けたら隣の子連れキャンパーとみるみる仲良くなり、1時間後には一緒に家族対抗モルックさせてもらった。(これも超盛り上がった。次のキャンプまでに夫がモルック買うかもしれん。)

前回のキャンプでかなり無理やり「ほら!同い年だって!一緒に遊んでおいでよ!!」と送り出したのが嘘みたい。
キャンプ=隣のテントの子と十数時間の楽しい時間を過ごす日
って認識がされたのとっても嬉しい。

気づいたらあたりが暗くなり、テントに帰る。

ええええええええ!!暗~!!!!
2人のスマホライトをつけても足りない。
準備してたランタンだけじゃダメなんだね。
もう2個買おう。
そしてテント内のセッティングは明るいうちにやっておくべきなんだね。
お昼ごはんでお腹いっぱいだから夜は火を使わずにお菓子パーティにしちゃおう!

寝る前に長女とトイレに行って、もしかしたら家のベッドより広いかもしれないマットレスでゴロゴロしながら風の音を怖いねえ大丈夫だよと言い合いながら、電気を全部消したら意外とテントの外が明るい発見もあったりしながら寝た。

前回よりも夜あんまり冷えないな、神奈川と千葉って標高が違うのかな。と思ってたら寝てるうちにどんどん冷えて、明け方には持ってきた防寒具が抜かりなくすべて役に立った。

眠る夫をテントに残して娘たちと朝のトイレを兼ねたお散歩に行き、
カセットコンロでパンを焼きながらもそもそ朝食を食べた。

食べ終えたらすぐにお友達のところへいく長女を見送り、
次女と2回目のお散歩に出かけた。


なんだこれは。
めちゃくちゃ楽しいぞ。


前回のキャンプ場と今回のキャンプ場が全然違ったのもあるけど、
前回ワイワイガヤガヤ大所帯で過ごしてたのが楽しすぎた(しラクすぎた)から今回はどんなにさみしく大変で余裕のないキャンプなんだろうと思っていたら、
なんかとんでもなく楽しい。

funではない。interesting、というよりも、cozyな感じ。

そうね、心地良いな、って感じ。

キャンプって、
一通りやり尽くしたある程度の年齢の男性が辿り着くものだと思っていたけど、
ホテル泊に比べたらお金のかからない子どもに自然を触れさせるためのツール的な役割かとも思っていたけど、
これはいいな。

だからみんなはまるんだね。

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