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EATING ON EARTH
小学生の時、親に連れられて通っていた図書館で見つけてから、何度も借りてまるで自分の本かの様に好きだった写真集がありまして。
この本に凄く憧れたんだよなあ、色々と。そこからスタートして、色々選択してきた気がする。
2015年9月にカンボジアの農村でこの写真を撮ったとき、とふと思い出して帰国直後にamazonで買った。小学生の時、分厚くて重たいと思っていた写真集は久しぶりに手に取ると、あまり大きく感じなくなっていた。なんだか読み返すのが勿体無くて、購入後なかなかページが開けないでいたけど、社会人になってから今私はこれまでない、何か関心に逸脱した、渦に入ってしまいて、私が行きたいのはそっちではない!という思いが浮かんでは消えという毎日に流されていたら、読まねばという思いがふつふつと湧いてきた。
あー、そうそう、私がやりたいのはこっち。
こっちなのよ。食べるに関わりたいの。なにを、誰と、どうやって食べるか、どんな形でも良いから関わりたいの。どうしたら軌道修正できるのだろうか。むぅ。
という日記(iPhone のメモ)を残した、2016年12月。そこから月日は流れまして、仕事もそれなりに、いや想像以上に充実してしまい、自分の可能性以上のことを強いられ否応なく日々は流れ、2019年の春。
巡り巡ってやってきた、森枝さん取材のお話。企画書の文面を2度読み返し、ひとり舞い上がり、誰にも共有できないこの心のドキドキをどうしたら良いものかと頭を悩ませる。
この本の影響力を誰よりも自分自身が自覚してるからこそ、じゃあ貴方は今何してるの?とそのアンサーに上手く答えられない。
組織の軸は変化しても、わたしの軸は揺らがない、揺らぐことはできない。食べること、食べることを楽しむこと、食材をみて、その繋がりをみて文化を感じること、作ったひとたちのことを考えること、自然の一部を頂いていることを思い出すこと、食べることは生きること。
掲載記事が載る雑誌が発刊されるのは、奇しくも6月10日の誕生日。
運命?少しは信じても良いかな。