ふつうの大人になりたい
(挿入画像は無関係です。)
引越し前に部屋の片づけをしていて、小学校一年生のときにクラスで作った、文集みたいなものが出てきた。
誕生日ごとに個々の自己紹介が載ってて、好きなポーズで映った写真の下には、拙い平仮名で将来の夢がそれぞれ書かれてる。
そこに私は「ふつうの大人になりたい」と書いてた。
夢が無かったのか、迷ってたのか。大人になれれば満足だったのかな。
ずいぶん冷めた6歳だなー。でも大人って何だと思ってたんだろう。
ちょっと言い過ぎました。
私はこれを書いたことをずっと覚えている。
小1のときにふつうの大人になりたいと、
将来の夢に書いたことを頭の片隅にいつも持って生きてきた。ふとした時に思い出す。むしろ、忘れられなかったのかもしれない。
それで、現在22歳
1週間前からついに念願の、夢にまでみた一人暮らしをしている。それなのに、なんだか異常な束縛感を感じなければならないのは、運命なのか仕方ないのか。
引っ越す当日
実家の鍵が見つからず、出発したくてもできず、完全に予定が狂ったスタート。
バックパック、ぱんぱんのリュック、ビニール袋を巻いたサブバッグの3点を引きずる女は、端からみたら家出娘が、夜逃げか疑われるレベル。
雨も降ってくるし、肌寒いし時間には追われてるしで、さすがに高崎からタクシーをひろう。
半笑のタクシーのおっちゃん。
すごい荷物やなー、おねえちゃんこういう事聞くと、勘違いされるけど…と言いつつ根掘り葉掘り聞いてくる、私も嫌じゃないから喋る。
おっちゃんから高崎はパスタの街だと教えてもらい、軽く誘われた様な気もしたが、そんな余裕はない。時間がとにかくない。
でも、おっちゃん。これまでお客さんから6回セクハラで苦情を受けたことがあるんだって。
なんか、詳しくは分からないけど、私にとっては悪い人ではなかった。
たぶん時代が合わなくなってしまったんだな、それが群馬でもそうなってることに驚いたけど。
新居のアパートに着くと、
前日に時間指定で送ったダンボール4箱を積んだゆうパックのお兄さん、セ○ムの立会いのためのお兄さんのに出待ちされている。鉢合わせしてるは、待たせてるはで恥ずかしいし、申し訳ないはでこの辺記憶がない…
ともかく、初日っからバタバタ
さすがにここから料理する気は起きないので、セブンイレブンに行き、チューハイとポテサラを買って1人で乾杯。
そのまま寝落ち…これが仇となったみたい。
次の日、前日予定を変更して貰ったガス開栓の立会いが9:30に。
寝落ちから、はっと起きてお風呂に入って支度して、ご飯食べなかったのかな…
ガス屋のお兄さんは、本当に、お兄さんで。
ガス関係の事が終わると、そのまま雑談へ…
遠慮はしてるけど、けっこうぐいぐい?
でも話は面白そうだし、なんか面白くなりそうっていう直感がきた。
だから私もふぁーっと話してたら、
あ、やばいやつだ
アレだ
って思った時には倒れてました。
てんかん発作ですね。
なんか、ほんとここ最近の発作起きるタイミング悪い。タイミングがもうちょっと良ければ気にするなレベルなのに。
平野さんの時といい、今回といい、人と話し込んでるときに起きると本当面倒だ。コントロールしなきゃ。
そこからもう、幼馴染は来てもらってたのに帰ってもらうし、両親は仕事を休んでくるし、申し訳なさと不甲斐なさと、後悔とでぐしゃぐしゃ。
自立もクソもない。
両親が帰った次の日。
キッチン改造した。ふふふ
料理もばりばりやった。
完全に自己満足とストレス発散だ。
(この画像はそれ。)
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これからどうなってくのか分からない。どのタイミングで本当に自立できるのか分からない。
でも、私はまだまだ子どもで、小学校のときに夢見てた
“普通の大人になる”こと(小1の文集に将来の夢として書いてた)は、まだもうちょっとかかりそうな気がする。
んで、救世主のガス屋のお兄さんと今ちょっと面白いことになってるので、それはまた今度…