ののはな

発達障害の息子がいます。小さい時に診断されて、今は大きくなりました。  小さい頃にはたくさんの不安がありました。 道路に飛び出したり、パニックになって暴れたり、学校へ行くのにも気持ちが落ち着かなくなり毎日6時間ほどかかり、不登校になり。  そんな息子と母の成長の記録です。

ののはな

発達障害の息子がいます。小さい時に診断されて、今は大きくなりました。  小さい頃にはたくさんの不安がありました。 道路に飛び出したり、パニックになって暴れたり、学校へ行くのにも気持ちが落ち着かなくなり毎日6時間ほどかかり、不登校になり。  そんな息子と母の成長の記録です。

マガジン

最近の記事

おおみそか

 今年ももうすぐ終わります。  うちは昔から、ずっと『ぼっち』です。  息子が小さい時は暴れてしまったり、物を壊したり奇声をあげたり...と、少しも目を離すことが出来なかったので、年末に親戚の所に行くこともほとんどなく、お友達と楽しく遊ぶことも出来なかった為に、交流のある人は誰もいないからです。  でも、こんな生活がとても長いと逆に『ぼっち』の方が気楽になってしまっています。  昔は大騒ぎして手の掛かる息子に疲れ果てて、人生に絶望して何も手につかない時が十数年ありまし

    • 今更ながら、特別定額給付金の使い道

       貯蓄しておくという発想はなかったが、意味のあることに使いたいと考えて数ヶ月。  単純に考えて一人10万円だから私も何か買いたいと思いつつ、結局は息子の欲しいパソコンの為に私の10万円も消えることになった。  まぁ、母親とはいつもこんなものだ。  息子と喧嘩をした時に、自分の欲しいものをたくさん買おうと意気込んで出掛けても、気が付けば子どものものしか買ってなかった。なんてことはよくある。  今回もあれこれと悩んでいる最中に『あのお金ってどーしたの?』と聞かれ、まだ残っ

      • 親子の会話

         ある日たまたま、『○○女子博開催』というニュースに私は『何か変だよね』と息子にはなしかけた。 女子会とかもだけれど、都合の良い時は女性とか女子であることを強調して特別感をアピールするのに。  女性に対する差別や何かを例える時に性別を連想させるようなことには敏感に反応すると思わない?  と、私はいつもダラダラと思ったままに言う。  それに対して息子はいつも冷静なのだ。  母ちゃんの言っていることは、納得できるけれど、男であるボクがそのことに反応したり発言したりすると

        • 発達障害のボクと母ちゃんのお話

           昔、ボクが母ちゃんのお腹にいる長い間ボクはずっと逆子だった。  そして、一度も元には戻らずに上を向いたまま過ごしたボクは頭がスクスクと成長し、七匹の子山羊のオオカミのように母ちゃんのお腹をチョキチョキと切って、この世に生を受けた。  逆子だった原因はへその緒がボクの首にグルグルと何回も巻き付いて身動きが取れなくなっていて、病院の先生は、お腹を切らなかったらボクは死んでいただろうと言っていたそうだ。  この時に母ちゃんは、まさかボクが障害児であるとか、十数年に及ぶ壮絶な

        マガジン

        • 未定
          0本

        記事

          矛盾

          普通の人が通う高校ではなく、障害児には障害児が通う高校がある。そこを卒業しても発達障害児には高校卒業資格が得られないのだ。 まあ、当然だろう。 しかし、障害があるという証明になる療育手帳はある年齢までは更新制で、発達障害といえど発達はするからだろう。 高校を卒業してからとか、二十歳過ぎに更新の時期がくる人などは、そこで更新出来ない人もいるという。 つまり、普通の教育を受けていないのに、障害者にも戻れない。 学歴は中卒ということだ。 さらに、年金の問題もある。 数

          私よりも何倍も強い息子。 今まで障害があるという理由で、たくさんいじめられ差別され、理不尽な扱いをたくさん経験したのに。 前を向いて努力の日々。

          私よりも何倍も強い息子。 今まで障害があるという理由で、たくさんいじめられ差別され、理不尽な扱いをたくさん経験したのに。 前を向いて努力の日々。

          苦手な事もあるけれど、得意な事もたくさんある。 味や匂いに敏感な事。 嘘をつけない事。 自分から気持ちよく挨拶ができる事。

          苦手な事もあるけれど、得意な事もたくさんある。 味や匂いに敏感な事。 嘘をつけない事。 自分から気持ちよく挨拶ができる事。