フィルムスキャナーの憂鬱/現像同時CD書込の画像がピンボケ…
Rollei 35 Classic で撮影して、現像同時CD書込を依頼しましたが、仕上がった画像がボケていました。手振れなのか、カメラに問題があるのか気になって、ネガを確認してみました。
Rollei 35 Classic での撮影確認
Rollei 35 Classic を紹介した記事で以前撮影した写真を紹介しましたが、スキャナで取り込んだ画像がけっこうシャープに撮れていたのが気になっていました。その中でも印象的だったSLの写真をあらためて撮ってみました。
ネガフィルムで撮影。スキャナーでの画像取り込みはピンボケの問題があったので、現像と同時にCDへの画像書き込みを依頼しました。画像は高画質で依頼しました。
現像同時CD書込の画像がピンボケ
現像同時CD書込の画像を確認すると、以前に撮った写真とは異なり、全体的にボケた画像ばかりでした。
手ブレやレンズのクモリ、カビなども考えましたが、レンズはわりときれいでしたし、すべて手ブレというのもおかしい、どこかにピントがあっていてもおかしくないはずと思ってネガの画像を調べることにしました。
比較画像
スキャナーでのネガのスキャンはピントがずれる問題がありましたが、比較のためと、ひょっとしたらピントがあってるかもしれないとの期待をもってスキャンしました。
今回は現像同時CD書込を依頼したので、プリントは無しでした。
現像同時CD書込の画像
ネガをスキャナーで取り込んだ画像(輪郭強調等の指定はOFF)
ネガをデジタルカメラで撮影して画像ソフトで色反転した画像
ネガをデジタルカメラで撮影した画像
使用機材、アプリケーション
スキャナ : Canon CanoScan 9000F
デジタルカメラ : OLYMPUS PEN Mini E-PM2
レンズ : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
画像ソフト : RawTherapee 5.10
今回、とりあえずピントの確認をしたかったので、色味等の仕上げは暫定的な状態に留めました。
その1
スキャナーで取り込んだ画像はくっきりした印象ですが、色合いが違うだけで拡大してみるとやはり全体的にピンボケの状態でした。
デジタルカメラで撮影して色反転した画像は色合いが違いますが、拡大してみると輪郭がくっきりしています。煙突やヘッドライトのレンズのカットなど。
色合いでそう見えるだけかと思い、色反転しない状態のネガを見てみましたが、輪郭はくっきりしているように思います。
その2 動輪
以前撮った写真でけっこうシャープに写っていると思ったのが動輪の棒です。(冒頭の写真)
CDの画像はぼんやりしていてがっかりというか、ちょっとショックでした。
やはり色合いによる違いも大きいですが、デジタルカメラで撮影した画像はくっきりしています。
その3
まとめ
現像同時CD書込の画像はやっぱりピンボケ。Rollei 35 Classic の撮影画像はわりとシャープに撮れていると思います。
しかし、現像同時CD書込の画像がピンボケというのはショックです。お金が無駄になったこともありますが、スキャナのピンボケ問題があったので依頼したのに、こっちもピンボケか…と。
今回の現像同時CD書込画像のピンボケは、運が悪かったのかわかりませんが、かなり前にもCD書込を依頼したことがあって満足できずに自分でスキャンしていたことを思い出しました。
よく古いカメラの画像が全体的に柔らかい感じとかいう記事を見ますが、実はシャープに写っていたりしてなんてこともあるかもしれないと思ってしまいました。
追記
現像同時CD書込を依頼した店に画像を見てもらいました。状況は理解してもらえましたが、CD書込みの機械にピント合わせの機能がないため、再度やっても同じ結果になると思われるとのこと。キャンセルの扱いでもいいと言われましたが、説明を受け入れてキャンセルにはしませんでした。
今回依頼したのは店内での現像、CD書込みでしたが、ラボでのサービスもあるとのことで、サービスの説明をしてもらいました。ラボの対応なら大丈夫そうですが、価格も高いので今回のような試し撮りではなく、大切な記録や作品に限っての利用になるかなと思います。
店内CD書込みについては、すべての店で同じ状況とは限らないと思うので、初めて依頼する際は精度を確認しておくのがいいように思います。