久しぶりのリバーサルフィルムでの撮影 Rolleiflex Standard 試し撮り
先日購入した二眼レフカメラ、Rolleiflex Standard で撮影したリバーサルフィルムの現像があがってきました。
日数のかかるリバーサルフィルムの現像
実は先の記事に投稿した写真は Rolleiflex Standard での2本目のフィルムで、最初に撮影したのが今回のリバーサルフィルムでした。リバーサルフィルムの現像は日数がかかったので、早く確認したいと思ってネガで撮影して即日現像してくれるお店で現像を頼んだものでした。
赤窓からの光線漏れ
いくつかの写真の右下が赤くなっていました。おそらく赤窓から光線が入って感光面にまわりこんでしまったのだと思います。
はじめて操作するカメラだったので、ちょっと赤窓を開けすぎたかなとも思いますが、あのくらいで感光してしまうのかという感じでした。
私が持っている他の中判カメラはフィルム圧板の位置に赤窓がありますが、このカメラは底部にあります。撮影時のフィルム面から外れているので安心な気がしますが圧板が無い分、光が入り込んでしまっているのではないかと思います。
赤窓を確認するのは最初の 1 のみ
このカメラは、赤窓を確認するのは最初の1枚目の 1 のみで、その後はフィルム巻き上げのクランク(レバー)を止まるまで回せば1枚分が巻き上げられます。
この撮影のときは、2枚目以降も赤窓が気になって確認していました。1枚目以降は数字がずれるので、確認しても不安になるだけでした。
2本目のネガフィルムでは最初の位置合わせのとき以外は閉じていたため、赤い色は出ていませんでした。
リバーサルフィルムの楽しみ
まだデジタルカメラが出ていない頃、リバーサルフィルムは撮影が難しいとか、プリントしないでルーペで見るとか、一般人が使うフィルムではないイメージがありました。
デジカメの時代になって、完全機械式のカメラが欲しくなって、中判フィルムを初めて使いました。これだけ大きいのならリバーサルフィルムも楽しめるかもしれないと思って使ってみました。実際に使ってみると、特に問題なく撮影できました。それまで身構えて使ってこなかったことを後悔しました。
ライトボックス(ライトビューア)と専用のルーペで見ますが、中判であればルーペなしでも楽しめると思います。
明るいスライドだからきれいという感覚もあると思いますが、なめらかな質感とあざやかな発色はとてもきれいで見ていて楽しいです。
スキャンした画像
フィルム対応のフラットベッドスキャナーでスキャンしました。
スキャナのピントの問題
今回の写真(フィルム)のピントはデジカメからしたらもやっとした感じなのですが、スキャナのピントがあっていなくて、画像は拡大して見るとさらにぼやけた感じになっています。
今回、久しぶりにフラットベッドスキャナーでスキャンしましたが、以前、ピントがあっていなくて、いろいろ試行錯誤したことを思い出しました。
上の画像はデジタルカメラでフィルムを撮影したものです。JPEGにした時点でなんらかの加工が入っていると思いますし、スキャナの方も調整なしといっても実際どうなのかわかりません。ただ、デジタルカメラのモニターでピントを確認すると、スキャナの画像よりもピントがあっているようです。
納得いくようにスキャンするとなると、一枚一枚、ピントを確認しながらデジタルカメラで撮影するしかないかなと考えています。
なんのためにフィルムで撮影しているのか、なぜデジタル化するのか、それでどこまでこだわるのかということもあると思います。人それぞれに…
赤窓光線漏れ対策
最初の位置合わせのときだけとはいえ、気になるので光線漏れ対策をしました。
黒いスポンジで赤窓とフィルムの間をふさぐようにしました。
赤窓取り付けの段差があったり、近くにフィルムのガイドローラーがあるので、取り付けが難しく、いびつになってしまいました。
スポンジのはがれやローラーへの巻き込み等、トラブルも気になるので試行錯誤しました。
長期的にはスポンジは劣化して粉々になるので、他の材質のものを使いたかったのですが、手持ちの適当なものがなく、とりあえずスポンジを使いました。
最初の位置合わせだけなので、余計なことはしない方がいいのかもしれません。