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謝られる立場をわきまえる

先日、アルバイト先で後輩が遅刻をした。時間を間違えていたらしく予定より2時間遅れでやってきた。その日の担当が自分とその子の2人であったため、自分1人で業務を行うことになった。実際、特にやることもなく1人でも十分足りるほどの内容だったため後輩が来ようがどうであろうが仕事量は変わらない程度のものだったのだ。

遅刻をしてきたその子はもちろん謝罪をする。「ご迷惑をおかけしました。入る時間を勘違いしていました。」この言葉を聞いた瞬間、非常に礼儀正しい人だなと思ってしまった。
その後、帰る際にも丁寧に「今日は本当にすみませんでした。」と言った。
さらに、家に帰って数分後に1件の通知が来ていた。そこには「今日は迷惑をお掛けしてすみませんでした」と書いてあった。

心の中でどう思っているのかは本人にしかわからないが、反省している気持ちがすごく伝わってきた。

しかし、この出来事から2つのことが心に残った。
1つは

謝りすぎは媚びているように見える

もう1つは

怒るってなんだろう

ということだ。

1つ目の「謝りすぎは媚びているように見える」ことは、ただの自意識過剰と捉えられるかもしれない。本人には何も確認していないため想像の話と考えてほしい。
何回も繰り返し謝ることで、自分はちゃんとした人です、今回のはほんとに稀で滅多に遅刻はしないんです、とアピールしているのではないか?と感じてしまう。言われてる側としても、もういいよ、わかったよ、反省してるのねとどんどん冷めてきてしまう。
謝ってきた子はもしかしてその冷めを狙ってるのか?とも思えてしまう。しつこいぐらい謝れば冷めてくれるだろうと思ってるのかな?
少なくとも、しっかりした人だとアピールしてきているように思えてしまう。

2つ目の「怒るってなんだろう」というのは今回の出来事の後に思ったことだ。これはアルバイトに限らず部活動のときも考えることである。
今回周りへの影響は少なかったのだが、先輩としてしっかりと注意しなければならなかったのではないかと考える。
他の人がミスしたときや不適切な行動をした際に立場上、怒らなければいけないことがある。しかし、怒ったところでミスはなかったことにはならないし以前までの行動が変わるわけではない。

ぺこぱのように「時を戻そう」ができれば別だが。

怒ることにどのような意味があるのかを考えなければいけないと思う。怒って相手に圧をかけたいのか声を荒げてストレス発散をしたいのかわからないが、うまく怒ることでこの意味を見つけられる気がする。

どうしてうまく怒れる自信がないのかを考えると、うまく怒られてきた経験が少ないのではないかという結果になった。もちろん親にも先生にも先輩にも怒られてきた。でも心の中で反発してまともに受け取って来なかったのではないかと感じる。

世間的に見たらまだまだ自分は若い。

まだまだ経験していけることは多くある。

今のうちに怒られることも悪くはない、と思う。

あと、謝罪は真正面から引き受けよう、と思う。

※画像はイメージです。

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