気づいたら変わってるよ
私たちは常に怯えている。
この薄い板を見つめ続けてきた副作用で、
「変化の波」に飲まれる悪夢を見ている。
誰か曰く、
私の歩く速度じゃ「成功」しないらしい。
何かに置いていかれるんだってさ。
私も四半世紀を生きてきたけれど、誰かにせっつかれて変わらなきゃと滑車していた時は、
心が体に追い付いていなかった。
生き急ぐ感覚とは、まさにこの事。
そしてまた、ちょっと最近毒されてきている。
だから、ここに自分を落ち着けるための言葉を残しておこうと思う。
変わらなきゃと焦っても、何も変わらないこと。むしろ、逆効果であること。
日々を何とか過ごしていて、ふと後ろを振り返った時に、あぁあの事に悩んでいたけれど、今はどうとでもないなと。
まぁ、色々あったけど、よくここまで歩いてきたなと、自分の脚力に驚くように、自分の変化を知るときが来る。それが、周りにとっての、とんでもない「成功」でなくても構わない。貴方がそれを誇らしく感じられたなら、それがいい。
だから、誰かの変化を謳う言葉に怯えないで。
スクリーンばかり見ていないで。
自分が歩く道を見ていないと、足がからまって転んじゃう。
歩くスピードは自分で決められるんだから、呼吸が荒くなってきたら、ちょっとひと休みしよう。
大丈夫。
貴方の後ろに必ず変化は付いてきている。
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