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【タロット解説:愚者】一人暮らしを始めた大学生
前置き
本日からタロット1枚1枚の紹介をしていきたいと思います。
タロットは、全部で78枚。
そのうち、「大アルカナ」と「小アルカナ」に分かれています。
・大アルカナ→22枚からなる、抽象的な意味をあらわすカード。小アルカナと一緒に使う場合に出てくると、特に重要な意味を持っている。
・小アルカナ→「ワンド(14枚)」「ペンタクル(14枚)」「ソード(14枚)」「カップ(14枚)」という4つのスートからなる、日常的な事柄を表すカード。各スートにストーリーがある。
タロット占いは、タロットを混ぜ合わせて、引いたカードの絵や背景のストーリーから結果を解釈(タロットリーディング)する占術です。
とはいっても絵だけみて判断するのは難しいので初めての人は解説書を読みながらやるのが一般的だと思います。
全く知識がなくても解説書があれば、あるいは想像力があればなんとなく自力で占える。そこがタロット占いの良いところ。
…しかし、それを続けているといつしか「解説書なしでも占えるようになりたい」という気持ちが湧いてくる。
するとまず、タロット78枚分、キーワードだけでも暗記できないかな〜と試みますが、正直きつい。覚えられない。
想像力で、解説書以外の解釈をしても良いと分かってはいるけれど、それはそれで難しい。イメージが湧きにくい。
どうしようか…。
考えながら過ごしていたら、いつしか
「もし、彼らをこの世界に当てはめるなら、どんな人物だろう?どんな状況だろう?」と考えるようになりました。
私自身のタロットリーディングを深めるために…
そして、みなさまに少しでもお役に立てるように…
これから少しずつ、個人的な解釈を書いていきたいと思います。
※このように↑書いていますが、まだ全カードに当てはめられていないのが現状です…。また、始めの方は紹介方法が安定しないかもしれません。温かく見守って頂けますと幸いです…。
では、さっそくいきましょう。
第一弾はもちろん、始まりの彼
大アルカナ 0番 「愚者」
新しい冒険が始まるところなのでしょうか。
身軽に、気のままに駆け出している旅人。
目線は空の方を向いており、これから起こり得る出来事に期待を寄せているようにも感じます。
何にも縛られていない、自由を体現したようなその姿。
そんな彼が、もし現代いるのならば
この人物像がピッタリではないでしょうか。
「新生活で初めて一人暮らしをする大学生」。
これまでは両親の元で生活してきたけれど、これからは全て自分一人。これを機に、料理にこだわったり、はたまた好きな時間まで遊び尽くしたりできるとウキウキ。
それに、未知の町と学校に、これから学ぶであろう事、経験するであろう出来事、出会うであろう新たな友人、もしかしたら恋人も…。
何もわからない状況だからこそ、大学デビューの空想も膨らむことでしょう。
…しかし、先ほどの絵をよーくご覧ください。
彼の足元。実は崖っぷちなのです。
(このカードでは描かれていませんが、本家のウエイト版では彼の近くに犬がいて「危ないよ!!」と吠えてくれています。)
それでも彼は気づく気配がありません…。
新しい環境や挑戦、これはとても素晴らしいことなのです。
しかし、これらにはリスクがつきもの。
本来なら色々と準備をしたり、人の意見を聞いたりして備える必要がありますが…
楽観的で無計画な状態が過ぎると、自由というより「無謀」という言葉が相応しくなるでしょう。
一人暮らしを始めた大学生も、ついハメを外して恥をかいてしまったり、不摂生な生活になり体調を崩したりしてしまうかもしれません。また、何も知らないが故に騙されたり不安になったりしてしまうかも…。
自由でいること、挑戦すること、期待することは良いことですが、度を過ぎて失敗しないように気をつけていきましょう。
最後に、「愚者」くんから一言。
「僕は何にでもなれる!」
ご精読、ありがとうございました!
野乃
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