「1000ゴールド払って鋼の剣を買う」ようにして社会は強くなって来たんだなって話。
こないだ、久しぶりにちょっと都会の方に出ることがあって、まちを眺める。でかい建物とかを見ると、人類の進歩とは「装備品の進歩」であったのだなと改めて思う。
例えば人類社会は巨大なビルを建てることができているが、それは私たちの腕力が高まったからできたわけではなく、でかいクレーンとかトラックとかそういう装備品が揃ったからできている。
ドラクエで言うと、レベルが上がっても攻撃力は1とか2とかしか上がらないか、時には下がりさえするのだけど、1000ゴールド出して鋼の剣を装備すると攻撃力が100上がる、みたいなことだ。
「装置産業」って言葉があって。これは一定以上の生産やサービスの提供のために巨大な装置を要すると考えられる産業、あるいは十分な装置や設備を整えればそれだけで一定の成果・収益が期待できると見られる産業を指す用語のこととされる。例えば電気や水道などのライフラインとか、ホテルとかが典型的なのだけど、現代社会に生きていれば大概の仕事は装置産業的だ。
例えばパソコンひとつあればなんでもできる、みたいによく言うが、翻ってパソコンという装置がなければ大抵の仕事はうまく回らないってことで。
今私はスマホでこの文章を書いていて、遠く離れたあなたの目まで届けているわけだけど、こんなことひとつとってさえ、発達した情報インフラという装置なしにはとてもじゃないができないことだといえる。
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