「オンラインミーティングの場」という公共財を、誰がどう維持するのか〜意外と身近なまちづくりの話
オンライン会議が俄なブームのようです。「オンライン会議」という場合、いわゆるZOOMなどのアプリを用いた「顔が見えて、複数人が、リアルタイムでお話できる」状態を指すみたいです。
で、流行ってるとはいうものの、そこで「じゃあ既存の会議をオンラインに移行しましょう」と言って、実行できる人がそうするのは、まあ、そりゃそうだよな、って話で。何も目新しい話ではないというか、普通なんですね。どっちかっていうと、いまおそらく現場で切実に困ってるのは、「オフラインでしか参加できない人と、オンラインでやりたいって人との橋渡し機能」が整備されていないってことで。
何回かやってみて思うんですけど、オフラインでしか会議に参加できません、っていう場合、そもそもオンライン会議のリテラシーも機材も不足しているんですよ。例えば少ない通信容量の契約しかしていないとか、スマホなりパソコンなりが古い、弱い、セキュリティロックが掛かっている、などなど。
なので、チームの中で、オフラインでしか参加できない人と、オンラインでやりたい人が一緒に話し合うには、そこの差を補う必要があって。そこでオンライン派の人からすれば、「いや、みんな頑張ってオンラインになってくださいよ」という気持ちにもなるとは思うんですよ。気持ちはわかりますけど、これは気持ちの問題というよりは、インフラの問題であり、つまりはインフラを整えるためのお金と、そのための知識の問題なんですよね。それをみんなに要求するのは無茶だよなと。
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