人々にとっては、自分が参加する組織が、地縁か志縁かはあんまり関係ないっぽい、という話。
まちづくりの担い手となる組織は、これまで、地縁型組織と志縁型組織という分類でしばしば説明されてきた。
「特定のミッションを共有する」のが志縁型組織である。特定のミッション、例えば環境問題や人権問題、貧困問題などの解決といったことである。
それに対し、ミッションではなく、偶然同じ地域に隣り合わあせた縁を契機に「地域のつながりを共有する」のが地縁型組織である。例えば町内会などの地域団体が典型的である。
で、最近、いくつかの地域活動を研究していて感じるのが、この2つではうまく説明がつかない集団現象がある、というか、この2つの違いが、組織体の自己保存にとってさほど重要な要素になってないっぽいよ、ということで。
ただ、それは特に新しい現象を発見したよ、という話ではない。これについては2つ思うところがある。
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