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拙著・第三作『世界(セカイ)で一番親切なまちとあなたの参考文献(レファレンス)』発売のお知らせ。
「読むまちづくり」をご購読の皆様、こんにちは、タニです。本日はお知らせのために筆を取っています。
ついに。ようやく。皆様にお知らせできる時が来ました。
拙著・第三作『世界で一番親切なまちとあなたの参考文献』を発売することが決まりました。
なお、本書は『世界(セカイ)で一番親切なまちとあなたの参考文献(レファレンス)』と読みます。タイトルが長いので、覚えやすいように、略して「セカまち」とお呼びください。
私は2014年に『モテるまちづくり−まちづくりに疲れた人へ。』、2017年に『純粋でポップな限界のまちづくり−モテるまちづくり2』を発表しました。いずれも多くの方にかわいがっていただけた、大変幸せな本になりました。その節はまことにありがとうございます。現在はどちらも電子書籍にてご覧いただけるようになっています。
そして2020年、第三作目を発表することと相成りました。気がつけば、3年周期で訪れる、トリエンナーレみたいなペース感となっていますね。(てことは、この次は2023年…?)
少しだけ拙著に込めた思いを語らせてください。私は大学生の時に、京都でまちづくりに関わりはじめ、その後、研究や仕事でまちづくりに携わり続けて、気がつけば20年選手となってしまいました。そのあたりの振り返りはこちらに詳しく書きました。
その過程で、多くの地域活動者の先輩方に導いていただいてきました。彼らは一様に親切で、他の誰かや社会のためになるまちづくりを楽しんで実践されていました。
私は人間が小さいので、そういった先輩方に憧れつつも、一体どうすればそんな生き方ができるのかわかりませんでした。だからこそ、いつかあんな器のでかい先輩たちみたいになりたい、と願い、まちづくり実践者たちに寄り添い、その生き様を眺め続けてきました。
そうして得た実践経験を、一度体系的にまとめてみたい、まちづくり実践者の方々と共有してみたい、と思っていたタイミングで、大阪市総合生涯学習センターが2019年度に、ほぼ毎週、全20回、通しでタニがしゃべっていい、という贅沢な講義「いちょうカレッジ まちクリエイト!チャレンジコース」を企画してくださいました。
そこで私は、およそ30名のまちづくり実践者の方々と、毎週まちづくりについて学び合うという時間を持ってきました。実践者たちは、まさに現場で困っていることを投げかける、私はその問題に対する考えを答える、その答えがさらに実践者からの投げかけによって磨かれる、という、とっても真剣勝負な時間でした。いちょうカレッジの受講生の皆様、その節は本当にありがとうございました。
本作は、この講座シリーズの講義録をベースとして、書籍用に編集を加えた物となっています。
なので、「仲間集め」や「広報」、「まちづくりでお金を儲ける方法」、「行政や町内会との付き合い方」、「まちづくりプロジェクトの終わり方」といった、まちづくり実践者がまさに困りがちな現場のお題を毎回取り上げています。
もちろん、「本書でタニが答えたことが正解であり、この通りやれ」と押し付けようとするものではありません。
「この本をバッチリ読み込んでから、さあ、まちづくりをやりましょう!」というよりは、どちらかというと、「今まさにまちづくりを実践されている方が、ふと、現場で困ることに出くわした時に、この本を参考に開いてヒントを探す」、そんな辞書、参考文献のような使われ方になると良いなと思っています。
そんな願いを込めたタイトル通り、まちづくり活動者に取って最も親切な参考文献であることを意識した内容となっています。
また、自治体や中間支援団体の方にとっても、まちづくりプロジェクトをどう進めていくのか、パートナーとなるまちづくり活動者とどう付き合っていけば良いのか、というヒントが得られるものとなっているので、そういったお仕事に関わっている方にもおすすめです。
なお、本作は「事前申込みによる受注生産制」です。この記事の末尾に専用のご予約フォームを掲載しています。
サポートされると小躍りするくらい嬉しいです。