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「まず一枚カードを引いてみる」ことから始めるまちづくり企画の作り方


企画の仕方を考える

先日、まちづくり活動を企画する方法についてレクチャーを求められた。よく知られるように、まちづくり活動に熱心に取り組んでおられる方は少なくない。しかし、依頼者いわく、地域課題は分かっているが、具体的な活動に結び付けられないで悩んでいる人もいるという。そこで主催者は、まちづくり活動を企画する方法についてレクチャーをしてほしい、というのである。

ここだけを聞き流すと、ありがちな問題と思われそうだが、考えても見れば不思議である。世の中にはまちづくりに限らず、事業企画の仕方についての説明はたくさんある。それこそ、まちづくりに関するユニークな話題提供をする講師みたいな人はたくさんいる。にも関わらず、企画の仕方がわからない、というのは奇妙だ。

ここで安易に「企画の仕方を教え」ても、期待する効果は得られないのではないか。いきなり「企画の仕方を教える」のではなく、「企画の仕方がわからなくなる理由」から考える必要があるのではないかと考えた。

そこで講義では、単に企画の作り方を教えるのではなく、なぜまちづくりの企画の仕方がわからなくなるのか、という疑問を手がかりとして話を進めることとした。

企画づくりの2モデル…「七並べ」型と「ポーカー」型

一般的に企画を作る場合、まず目的を定めて、手段を考えて、そのために必要なものを考えて・・・、というように思考を進めていくのではないだろうか。

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