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まちづくりのボランティア活動を楽しく続ける秘訣とは?

 先日、西宮市生瀬地区のまちづくり活動者向けの勉強会にお招きいただき、講演とワークショップを実施しました。そこでお話した内容を記録しておきます。

 ここで主催者から頂いていたお題は以下のようなものでした。

1 地域団体の担い手が不足している。
2 どうすればもっと若い人に地域のボランティア活動に興味を持ってもらえるのか?
3 つい義務的な参加になりがち…だけどもっと楽しめていいんじゃないか?どうすれば地域活動を楽しめるのか。

 当然ながら、地域ごとに事情が違うので、すべての地域に共通する答えはありません。おそらく生瀬の中でも、違いがあるでしょう。同じ地域の中でも、団体ごとに違いもあるでしょう。なので、一般論で答えられるものが、あなたの地域の問題をすべて解決してくれるわけでは当然ありません。
しかし、「様々な人達が行ってきた研究から、現時点でわかっていること」を知っておいて損はないと思います。

 うちの地域はちがうんだ!と思われた方。どうしたらいいのか、一緒に考えましょう。お気軽にお声がけください。では講義をはじめていきましょう。

ボランティア活動に参加「しない」理由

 まず主催者からは、「ボランティア活動の仲間を増やしたいけど、なかなか増えないでお困りであると伺っています。ここでいきなり、どうすればボランティアに参加してくれるのか、ということを考えても問題の解決につながりにくいと思います。人がボランティアに参加「する」理由ではなく、参加「しない」理由について確認するところから始めましょう。

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