「正の外部効果」をもたらす活動としてのまちづくり活動
「人は集まると何か良いことが起こる」は本当か
先日、とあるまちづくり活動家が「目的なんて後でいいんだ、人が集まれば何か(いいことが)起こるんだ」という熱い信念を語っていた。その熱は私にも伝播し、胸が熱くなるのを感じたものだ。
一方、すぐに冷静になって考えた。こういうのを「熱伝導率が高い」という。もしくは「熱しやすく冷めやすい」という。
マトリフ師匠から褒められるくらいに冷めた頭で考えると、多分、「人が集まる」と「必ず、誰にとっても良いことが起こる」というのは拡大解釈で、それより「良いことが起こりやすくなる人がいる」という方が実態に近い。当たり前だが、大抵の人文学的な「教え」がそうであるように、「誰にとってもそうだ」というわけではない。
では、たくさんの人が集まると、何が起こるのか。
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