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「アジール・メイキング」っていうタイトルのビジネス本がそのうち出そうだ、という話。

 このあいだ、まちづくりで「縁」的空間を作ることについて書いた。

 書きながら考えて改めて私は非排除的な財としての、「縁」的空間を求めている人なんだと思ったのですね。

 ただ、それはボランタリーに作らなければならないかというとそうではない。例えば大部屋の職場、デパートやショッピングモール、大きな書店、カフェ、コワーキングスペース、ホテルのロビーなど、商業ベースでなら縁的な空間は多数存在している。都市部に暮らすことの最大のメリットは縁的な空間に事欠かないことじゃないだろうかと思う。

 ただ、こういった都市部に存在する商業ベースの「縁」的空間にもデメリットはあって、それは「過剰流動性」である。つまり、「知らない人が行き交いすぎる」。知っている人しかいないのも問題だが、知らない人しかいないのもそれはそれでやりすぎなのだ。

 と考えると結局、「縁」的空間にしろ「共」的空間にしろ、この流動性のマネジメントというのがポイントになっているように思える。

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