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読むまちづくり

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2023年1月の記事一覧

「当事者がふらっと寄れる」コミュニティスペースが成り立ちにくいのは、サービス提供者や利用者の資本が不足してるから説。

しんどい立場の当事者が、ふらっと、なんとなくついでに立ち寄れるようなコミュニティを作りたい、というよく聞く動機 ここ数日、「ひとり親や、引きこもり児童あるいは不登校児童のケアラーのための居場所づくりをしたい」というような話を続けて聞くことがあった。こういった、そういうしんどい立場の当事者が、ふらっと、なんとなくついでに立ち寄れるようなコミュニティを作りたい、というのは、まちづくり活動においてはよく聞く、定番の動機であるようだ。 長年この仕事をしているので、そういったお気持ち

組織を組織たらしめるものとは「学習しない」硬直性であり、そうであるがゆえに巨大化可能で、政治的ステークホルダーになれるのかもしれないね説。

藤原祥太郎. "地域開発をめぐる諸団体の論理とその動態分析-京都市崇仁地区をケーススタディとして." eJournal of Urban Management/Creative Cities 17.1 (2022).を読みました。面白かったです。 なるほど、江戸幕府っぽい。各藩の自治が基本で、よそのことには口を出さない。翻って、自治が強く統治機構が弱いということでもあり。 なるほど、このような地域のステークホルダーを「学習しない組織」の特徴 で説明するのか。 「学習する

「人生はゲームか?」という問いに、どう答えるのがゲームとして最も有利か問題。

古いお友達と久しぶりに話をする機会があって、最近はゲームの研究をしていると聞いた。ゲームは私も関心のあるテーマだったので面白かった。 そこで「人生はゲームだろうか?」という問いかけがあった。大変おもしろい問だと思った。 私の思うゲームの定義 さて、ゲームの定義を考える場合、広い意味での定義と、狭い意味での定義がありそうだ。