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読むまちづくり

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2019年9月の記事一覧

とあるまちづくりおじさんの平成録(むかしのはなし)

 友達が面白い記事を書いていまして。  履歴書に書くことができない、空白の時間、どう過ごしていたかっていう、エモくていい話で。これに触発されて思い出したんですけど、昨年、高校生や大学生といった、わりかし若い人向けのシンポジウムでお話させていただく機会がありまして。そこで、僕は自分の20代、30代の頃の話を若い人向けにお話したんですね。そういえばあの話ってどこにもまとめていなかったので、せっかくなのでこの期に書き残しておこうと思います。 1.まちづくりおじさんの平成史語り

地域団体と日本型福祉社会に関するお話〜あるいは20世紀を懐かしんで追悼する話。

 日本の地域社会におけるまちづくりは、地域団体のみなさまが一生懸命守ってこられました。その点について僕は大いに敬意を表するところです。  しかし一方で、組織の維持に困りを抱えている地域団体から「しんどい」という声もお聞きするようになって久しいです。担い手不足や継承者不足、高齢化、加入者の低下などなど。  そのような事情に対し、様々な処方箋を色んな人達が書いています。しかし、そもそもなぜそうなっているのか、という全体像の説明は意外に多くありません。  地域団体がしんどくな