歴史は繰り返す。
昨日は、音楽をやっている仲間と夕食をし、
会議という名の他愛のない話をしていました。
その中で僕が26歳になって感じている「音楽を何人かでやることの難しさ」という話をしたのですけれども、年上の友人の一人が「自分も26歳くらいに同じことを話していた、今の相棒と」と言っていた。
未だ若僧だと自負しているけれど、
若い頃に年上に言われた人生訓みたいなものは、全然頭に入ってこないものだ。
たぶん、音楽を始めた頃に上の世代から言われたそういう「音楽の難しさ」なんて聞いた覚えもない。でも、もしかしたら言われていたのかも知らない。
ただ、しっかりした人から言われたそういう助言というのは、自分に直面することもあるのだ。
たとえば、たくさんのことに興味を持ちなさいとか、人徳は何にも勝るとか、右も左もわからない頃に言われたってピンとこない。
その考え方の活用方法が分からないから。
しかしながら、昨晩話したような「音楽の難しさ」みたいな話もきちんと頭に置いた状態で、しっかりとしたマネジメントと運営をしておけば何度もメンバー編成を変えることも、音楽活動が失速することもなかったんじゃないかと思う。
そういう気づきを早くすることこそ、人生のアドバンテージになり、有意義な日々を送るチャンスを掴めるんじゃないか。
歴史は巡るのだ、大体の人が知らず知らずに先人と同じ道を辿っている。
たまに、人生二周目なんじゃ?と錯覚するくらいに達観していたり「考えが大人だ」と言われる人間もいる。
そういう人たちは、知り得た歴史をしっかりと自分の経験に活かせる人たちなのだ。
26歳にして、そういうことを人生で痛感し、もう手遅れなんじゃないかとがっかりすることもあるけれど、
まだ遅くない。
いや、人生に遅いは無くて、
やったもん勝ちなんだと言い聞かせて、
ちょっぴり無駄にした今よりも若僧だった時間を、少しでも取り戻せるように生きよう。
最近はそういう風に生きている。
歴史は繰り返す。
だから、歴史を知って予習して人生に挑むのです。