「Hey Jude」MVに見たLLAC的雰囲気
たまたまYouTubeで流し視していた、The Beatlesの「Hey Jude」のMVの後半4分が始まった時に、はっとした。
撮影に使われたアビイロードスタジオの地元住民とたまたま居合わせたファン300人ほどが、ビートルズの4人の周りに三々五々集い、各自それぞれ自分の好きな体で、Hey Jude後半の大合唱に参加している、これまで何度も観てきたMVなのに、今回は見慣れた画面とは違うものを観た。
ビートルズ以外の300人は、各々合唱に加わっているという事実が唯一の共通点で、よく見るとそれぞれ自分の好きな行動をとっている。一生懸命合唱する人、楽器(タンバリンほか)もって「俺もBeatlesのサポートメンバー」な気分の人、楽しそうにBeatlesのメンバーを見つめている人、皆それぞれ自分の好きなactivityを示している。でもジョン、ポール、ジョージ、リンゴがいることでHey Judeは、どんな絵面になってもThe Beatlesのものなのだ。
ああ、LLACってこんな感じのコミュニティだなと思った。The Beatlesはもちろん、しゅうへいさんやうむ子さん達LLACの方向性、ブランドを形成している主要メンバー、その周りに集う300人はLLACのコミュニティを形成する参加メンバー、そしてMVに映らない場所でMVを成立させているスタジオのスタッフは運営メンバーの皆さんだ。
LLACは、他の資本主義社会の枠にはまった「利害共同体」とは一線を画した「哲学共同体」だと思う。