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ドライブ

自動車免許を取ったのは、18歳のとき。

あの頃のおっかなびっくりな運転とは打って変わって、今では通勤時間帯や高速道路を走っている時以外はほとんどリラックスした状態で運転ができる。


「未知の世界を探求し、感動したい」という欲求は、私の中で食欲と同じくらいの強さで存在している。「未知の世界を探求したい」の中には、もちろん、行ったことのない場所へ行きたい、ということも含まれている。ということで、私は心の赴くまま運転し、通ったことない道を走らせ、景色を存分に楽しむ。至福の時間。


車内では大好きな音楽をかけ、リズムに乗りながらハンドルを捌く。

そしていろんな発見に出会える。

サングラス越しに見えるハイビスカスやブーゲンビリアは、よりビビットさを増して赤く染まる。

同じナンバーの車が2車線を並行状態で走っている奇跡。

前方で走るスクールバスの後方席の窓から、子どもたちが笑顔で手を振ってくれる。

たまに学校周辺で見かける、子どもたちが書いた交通安全の標語の中に、シュールなユーモアセンスが光るものもある。

夜の海沿いの道では、月明かりが水面を照らし、まるで舞台のスポットライトのようになる。


さて、明日は何を見つけよう。

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