子供へのプレゼントにおける失敗
子供にちょっとした外出の帰り際にプレゼントを買った。
鉄道好きな3才の息子に、新幹線ハヤブサのプラレールの車両を。
鉄道好きな息子は、新幹線や在来線の車両を熟知していて、やれハヤブサが欲しいなの、こまちを買ってくれーなど、ことある度に言ってくる。
しかも、よくyoutubeを見ていて、ユーチューバーが話すプラレールの話をよく聞いており、「いやー、リサイクルショップで掘り出し物を、見つけちゃいましたー」みたいな会話をラーニングして自分に買ってこいアピールをしてくる。
「パパー。リサイクルショップにいって、なんとか何とかかっ(よく聞き取れないw)を買ってきてよー」とか。
そういう背景があり、用事のついでにトレジャーファクトリーによって、ハヤブサの車両を買ってきたわけだ。
親としては家に帰った瞬間「わー!!パパーありがとう!!」という幸せな家庭があるものと期待に胸をふくらませる。
きっと、息子の今日一日はそのおもちゃが中心となり、テンションあがりまくりなんだろうなーと。
そんなイメージを持ちながら意気揚々と家に帰り、息子に「お土産があるよーー!!なんだろうねーー??」と、子供に前フリをする。
息子も期待に富んだ顔で渡した袋を覗き込む。
だが、計画は徐々に狂い始めた…
ん???息子の顔が曇り始めた…
「うわーーーん。これもあれももっと欲しかったー!!!」
嘘でしょ!!
どのおもちゃの事を行っているのか、聞き分けられなかったが、もっとたくさんのおもちゃを欲しくて泣いてしまった。。。。
予想もしなかった事態に、お父さん困惑。。
どうやらyoutubeで見ていた番組で、「リサイクルショップで大量に買ってきましたー」という物量感や、そこで紹介していた商品を欲しかったようで、イメージと異なってしまったようだ。
子供に限らず、人を喜ばせるには、期待通りか期待値を超えるプレゼントをしなくてはならない。
この出来事は、親として「子供だからと言っておもちゃをあげれば喜ぶだろう」という安易な発想に対しての反省と捉えるべきか、はたまた、「しっかり日頃から欲しいものは子供の行動を観察して把握しておきなさい」という自省をすべきか、悩む。
息子は散々に泣きまくっていた。まぁ放っておくしかないか、、、と自分もまさかの事態にイライラしていたが、ふと息子が走ってきて、
「パパごめんなさいーーー。」と言ってきた。
イライラはしつつも、子供の感情や気持ちの問題だと思い、別に謝るもなにもないんだけどなーと感じたが、これにはびっくりした。母親からも特に何を言ったわけではない。
どうしたのか?と思い、話を聞いて見たら
「たくさん欲しくなっちゃって。。。」と自分の気持ちが大きくなりすぎて、すまない!という気持ちがあったようだ、しかしそこは子供なので、また大きな声でないて「欲しかったーーー!」と繰り返したりもする。
子供の成長に置いて、自分の気持ちをコントロールする、ということはきっととても難しいことなのだろう。大人でも、突然怒ったり、気分が変化したりする。
大人であれば、ある程度は言葉や表情で自分の思いを伝えることができる。それでも、うまく伝わらないとか、わかってくれないなどのフラストレーションはあるものだ。100%理解しあう、と言うことはほぼ無理だろう。
まぁわかってたら、自分も期待に見合うおもちゃを買ってくるよね。。。
この出来事から、子供が、ただわがままを言っている と見られがちが事象から、子供もいろいろ複雑な感情を感じ、葛藤しながら、うまく表現できない、という見方を学んだような気がする。
そういう体験を経て、きっといろんな気持ちを理解したり、伝えたりでくるようになるんだなと思った。
優しく見守れる大人でありたい。