曲線の夜に浮かぶ月
曲線の夜に浮かぶ月の光は
ひとりネオンの明かりにぼかされて
混ざり合えない日々の中で
息も絶え絶え
その明かりを見上げてる
曲線の夜に浮かぶ月の光が
ひとりネオンの明かりを見下ろして
思い出したくも無い様な
くしゃくしゃに丸めて
投げ捨てたはずの昔の記憶
曲線の夜に浮かぶ月の光は
ひとりネオンの明かりにぼかされて
指切りをして笑ってた約束も
忘れたくないと思った日々すらも
すぐに忘れてしまうのに
曲線の夜に浮かぶ月の光が
ひとりネオンの明かりを見下ろして
誰にも理解されないこの場所で
もう触れられない
その明かりを見上げてる
曲線の夜に浮かぶ月の光が
ひとりネオンの明かりを見下ろすのは
未だこの身体のどこかに居座って
なかなか離れてくれなくて
今日もどこかの信号待ち
誰かとすれ違っていくような日々だから
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