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並行世界の五線譜で

静かな水面に水滴が落ちて
波紋がゆっくり広がる様に





ピアノの重なる音に身を任せたら





この世の中の何もかもを投げ出しても
少しだけ許された気持ちになる





寂しい色して冷たく澄んだ白い月





見上げた夜を思い出して






今となってはそんな帰り道を
すこし懐かしく思うけど





喉を枯らした猫が水を飲む音が
部屋の中でこだまする午前3時






そんな夜の
8小節を繰り返して







やがて繋がる
パラレルアースオクテット





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