見上げる空に金曜日のライオンを
金曜日のライオンを思い出した
小さな花はそんな日々の物陰で
まだ戻りたくない真っ昼間
ひっそりと風に揺られてた
すずらん通りは
あの日と全然変わってないようで
君が教えてくれた歌を聞きながら
馴染みの喫茶店も無くなっていて
公園で笑いあっていた日々すら
直ぐにかき消されてしまうから
やっぱり少し変わってしまって
都会のビルと観光客は
今日も
素知らぬ顔で澄ましてる
気がつけば忘れてしまうから
金曜日のライオンを思い出して
6月の空を見上げてた
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