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夜行急行51列車で行くチェンマイ経由ゴールデントライアングルの旅(その1)

チェンマイまで寝台列車に乗ろうと思う。雑客車を連ねた夜行急行51列車。タイ国鉄的には愛称は付いていないから、愛称はこちらで決めるとします。
手元にある昭和50年3月号の国鉄監修時刻表(現JTB時刻表)を見たところ、類似する列車は、常磐線を殿(しんがり)で下る「(下り)十和田3号」かと。
これから自分の中では「十和田3号」と呼びます。

当時の「十和田3号」の上野発は23時21分、仙台着は翌朝5時34分、青森着は11時40分。
現在の夜行急行51列車のバンコク発は22時ちょうど、ピサヌローク着は翌朝4時37分、チェンマイ着は12時10分。
東北本線の東京〜青森間の(当時の)営業キロは739.2km、タイ国鉄北線のバンコク〜チェンマイ間の営業キロは751.42km。
都市の規模を含めて仙台に当たるピサヌロークまでの営業キロも良く似ています。
(東京〜仙台は351.8km、バンコク〜ピサヌロークは389.28km)
と言うことで、常磐線ならぬ北線を殿で下る51列車の発車時刻は遅いので、今回は昼間観光をしてみます。

BTS新開業区間に乗って、戦艦メークローンを見学する

ホテルを9時半にチェックアウト。荷物を持ってバンコク中央駅へ向かいます。荷物は駅の預り所で預かってもらい、隣接のファランポーン駅からMRTへ移動。
スクムウィット(アソーク)駅でBTSに乗り換えて、本日開業のサムットプラカーン方面へ。前日まで終着だったサムローン駅を越えて新規開業区間に入ります。
途中、車窓的には見応えのあるアウターリンク(外環状高速道路)とスクムウィット通りとのインターチェンジを通り、パークナーム駅へ向かいます。

ちなみに歴史を紐解くと、ファランポーンからパークナーム間に敷かれたパークナーム鉄道という私鉄がタイで初めに開通した鉄道だったりします。
そして、パークナーム鉄道が廃止されたのは1959年の12月と言われているので、ちょうど59年ぶりの復活となります。

パークナーム駅に着きました。パークナームの中心部はスクムウィット通りから川側に外れるので、ちょっと歩きます。駅を出て南方向にスカイウォーク(高架歩道)を歩きます。スクムウィット通りとシーサムット通りの交差点付近でスカイウォークが途切れますから、シーサムット通り側に降りて更に南へ行きます。

市場に入ります。その中に船着場が。早速船に乗ります。

意外と乗り応えのある船です。対岸まで20分くらい乗ります。

東南アジア風情たっぷりですなぁ。

降りた先も市場で、(市場の)売物ものを眺めながら外に出ます。
最終目的地は公共交通機関がないので、Grabでタクシー呼ぶのもいいのですが、今回はツゥクツゥクで向かいます。

目的地はプラジュンジョムクラオと言うんですが、(あらかじめ指定するGrabでなく)交渉するツゥクツゥクだと、(私たちの)カタカナタイ語では分かってもらえないので、スマホのこの画面を見せた方が早いです。
結構距離あるので、片道100バーツじゃ行ってくれないので、2時間後に迎えにきてもらう条件で300バーツから上で交渉するしかないと思います(どんなに高くても500バーツ以内)。

着きました。日本製のタイ海軍の戦艦メークローン号が飾られている公園です。
でもやっぱり遠い。もう12時です。お昼食べましょう。

飲み物のグラスもご飯の盛り方もいちいちニクらしい海軍レストラン。
パッポンカリーなんて実に美味い。
「まだソンブーンで消耗しているの?」と言いたくなるようなシーフードレストランです。と言うことで、ここは同行者がいた方が色々食べれて楽しめます。
食事をしたら、戦艦メークローン見学。

船内ほとんどのエリアが見学可能なので、1時間くらいあっという間です。

帰りはエラワンミュージアムからのエルガウチョ

迎えに来たツゥクツゥクで港まで戻ります。
更に来た道戻るのですが、BTSパークナーム駅に着いたところでまだ15時。折角だからまだ観光しましょうか。と言うことで、

BTSで二駅戻ったところにあるエラワンミュージアムへ(BTS最寄駅の駅名はチャーンエラワンです)。
但し、駅から結構歩くことになるので、実際にはGrabタクシーで行った方が賢いです。

いわゆるインスタ映えスポットですので、行く価値あるかも?

エラワンミュージアムから南へ歩き、チャーンエラワン駅からBTSに乗ってアソークへ。

晩飯は高級ステーキ店エルガウチョで。

フィレミニオンのレアはご覧の通り。本当にアロイチンチン。

食後はソイカウボーイ巡回して。
21時になったところで、MRTファランポーン駅へ戻ります。

いよいよチェンマイ行夜行急行「十和田3号」に乗車


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