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ねねちゃんのうさぎ化した森喜朗会長

日本人が会議の終了時間気にするなんて成長したね。そんな皮肉を聞いた。

周知の通り、五輪組織委員会の森善朗会長が女性蔑視発言に同調したことで、海外からもバッシングを受けている。

日本国内で女性蔑視発言は同時多発的に起こっている。明石家さんまのような女イジリ芸の番組後に森善朗氏を叩くのは、なんだか腑に落ちない。
クレヨンしんちゃんに登場する、うさぎのでかいぬいぐるみのように、サンドバックマスコットになっていないだろうか。

女はわきまえろ(=意見を述べるな・引き立て役をしろ)というのには一瞬腹が立ったが、言葉のセンスが無い人と知り冷静になった。

森善朗氏がニュースになったのはなぜだろう。一方で明石家さんまが家族で観る番組になるのは、どんなカラクリなのだろう。

(女性蔑視であった前提です)(男女の表記に二元論の意味は持たない)


海外メディアは正しいの?

今回海外からの声が大きく聞こえてくるのは、オリンピック中止宣言を聞きたい気持ちが各国で大きいからと、女という主語が翻訳しやすいからだと思っている。
でなければ、調べれば調べるほど出てくる過去の言動から森氏が就任した説明が付かない。今更だろう。

ex.)任期中のゴルフ事件、イット大臣、Who are you? Me too.(これは作り話らしい)、オリンピック選手への迷言

これくらいの年代の稼いできた男の人は傾向として、稼ぎで家庭に貢献した自尊心がある。仲間と高度経済成長を支えたと自負している。
同じ役割で女性と働いたことが無く、女子供は別の生き物だと思っていても不思議はない。

誤差はあれど日本の80代はこんなもんだ。女はという主語が禁句だと知らない。
沢山いるうちの一人のお爺ちゃんが四方八方から叩かれ、孫娘に愛想を尽かされた。

また、海外メディアからのバッシングや欧州で作られたハッシュタグは火がつきやすいワードで広がった。
問題の本質に触れておらず、日本の女性が生きやすくなるきっかけにはならない。ニュースは森善朗氏しかクローズアップしない。
高齢になればなるほど隠せないだけで、全年齢にバイアスはかかっている。


悪いのは自作自演おじさん?


今回のような発言を男性の中で気付きにしている人は少数派で、大多数が疲弊している。女性も気付きながら、蓋をする方が未知なる戦いをしなくて済むので、具体的行動には移らない。

刷り込まれた見方を変えることは精神力、体力が試される。
刷り込まれた性別の役割以外の活躍は、さらに消耗する。

日本社会は女を幸せにするのは男の役目みたいな恋愛ドラマに溢れ、男の子は女の子に優しくと教育される。大人になってから急に平等を謳われ、たまに同情するのだが、女もこれを押し付けられているに過ぎない。

自分の機嫌が取れないジジイがめちゃくちゃ多いのに、メディアを作るおじさんが正にこれだから創作物でもニュースでも嫌なものとして扱われにくい。ブチ切れる女上司も、母親並みに世話を焼く女上司も現実では少数だ。ネチネチしたのは性別年齢関係無くいる。

森氏がメディアから見放されたのはメディアおじさんのコントロール化に置けない人間で、鼻つまみものになったからだ。(こういった面でお爺ちゃんは力強く生きていて好きだ)
スルーするより叩いた方が、女性のこと考えている風を宣伝しながら数字を追える一石二鳥の旨みがある。

明石家さんまが放送されるのは、数字になるからでありメディアおじさんが好む芸風だからだ。社会の流れに置いて行かれているのだが、メディアが認定した芸には無思考無感覚になった人間がエッサホイサと数字を作ってしまう。

テレビも新聞もマスコミは問題を意識して変えないし、数字になれば何でも良いのだから、いつまでも偏見は無くならない。美男美女で装飾したメディアに踊らされ、違和感を深掘りせず自分で考えない人間が多すぎる。

あなたは何に違和感を感じられるだろうか。


定年の本当の理由


森氏の謝罪会見がさらに問題にされていたが、見る限り何が悪かったのかまるで分かっていなくて、少々可哀想になった。

人は刷新をし続けなければ古くなってしまう。社会は絶えず進んでいるのだから、自分だけ止まれば相対的に退化の一途を辿ることは分かるだろう。

皆が吸収し続けられればいいが、人間の溶解可能な数値は個人差があるし思っているより低い。柔軟性とか頭が柔らかいとか呼ばれる性能だ。

定年を迎える頃、大体の人が飽和状態になっている。定年は体力的問題というより、社会と剥離し知識も古くなっているでは給料に見合う働きはできないからということだ。
老人会が悪意ある無し関係なく差別的になるのは自然なことだ。

勿論、何歳になっても知識を深め好奇心を持ち、その上経験値まで溜まっている人だっている。社会と並走できるかは肉体的差異に似ている。

個人的には権威(老人の顔)は看板として利用しながら、諸葛亮のような人間が裏リーダーとして暗躍するのがベストだと思っている。
台湾の議会のように若者の意見を取り入れる態勢も、変化に対応するのに有用だ。


結論、森氏はメディアの洗脳と同じ方向の老人らしい発言をして、メディアに取り上げられ、ぶっ叩かれている。
メディアのおじさんに嫌われなければ生きられると思ったなら、それも違う。社会の変化に合わせパラダイムシフトは起こる。

権威があり顔が利く議員や企業の役員に、若者のアドバイザーポジションを早急に作ることをおすすめする。メディアにも必要になっていると言えよう。

違和感に気付けている人は、次の世代がどうあるべきか考え行動すれば、淘汰されない人間になれるだろう。

あなたの一番の味方はあなただ。

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