言葉による想像の共有
今、現世では「まるで〇〇」シリーズの商品が人気を博しているらしい。
その中でも話題なのが「まるでこたつソックス」
強い。シンプルに強い名前。
冬の醍醐味とも言えるコタツの優しく包み込むような温もりが靴下を履くだけで味わえる。
そう瞬時に想像できるほどの素晴らしいネーミング。コタツを愛する者ならそれが恋の始まりとは知らずに落ちてハートを磨くっきゃないレベル。
こればかりは全沖縄県民に同情してしまう。
常夏の楽園ベイベーの民にはこの奇跡とも言える化学反応の偉大さが伝わらないのだから。
沖縄人はコタツに入る習慣はおろかその物質・概念を理解できないままその短い生涯をサトウキビ畑でザワワザワワしながら終える。しかも一生裸足らしい。想像だけど
ワンチャン九州人も知らないだろう。九州人は成人式でバカ騒ぎすることしか知らないと聞く。
と言うのはさすがにメディアの悪意ある印象操作だと思いたい。一部の九州人(ていうか北九州人)がただただ孤高のハジケリスト達なのだろう。知らんけど
ともあれ、コタツという一度入ったら最後、実質死ぬまでその魅力から逃れられない悪魔的家具の破壊力は本当にえぐいものがある。
現に私も今まさにコタツに入りながらぬくぬくとこの記事を書いているが、そのぬくぬくする様は一周回って温水洋一を彷彿させる自負がある。
控えめに言っても最&高だ。
コタツを生み出した人の子孫を天皇として皇居に迎え入れるべきでは?というおそらく日本人初にして唯一の奇論を展開するほど畏敬の念を感じざるを得ない。
我こそまさにコタツを愛しコタツに愛された男。願わくば終の棲家はコタツにしたい。何なら今すぐ『綾小路コタツ』と改名したい。転生したらコタツでしたで異世界ハーレムを堪能したい。
そんな私が全力で寵愛を注ぐコタツ。そのコタツの名を欲しいままにするソックス。それが「まるでこたつソックス」ときたもんだ。それ絶対間違いないやつやん。優勝やん。
ネーミング天才すぎるって。天才的なアイドル様やん。
天才的すぎて金の匂いプンプンやん。
『令和の銭ゲバ』と呼び声が高い私のアンテナがビンビンのギンギンでついつい「そんな目で見つめるなよ♠︎」と興奮してしまう。
まるでこたつソックス。このネーミングセンスをそのままに、ひたすら横展開していけば更なる大ヒット商品を生み出せるのではないか。
ああ天才だ。天才的なアイドル様は私だった。やっと言えた。これは絶対ウソじゃない。愛してぬ
推しる子である私はさっそく天啓を授かった。
まるでこたつソックスに勝るとも劣らない魅力的なネーミングを。そう、それは
「まるでコタツ人間」
ワシやないかい!!!(陣内智則ボイス)
…
…お気づきだろうか?
(陣内智則ボイス)と付け加えただけ。
ただそれだけであなたの脳内では完全に陣内智則の声が再生されたことに。
そう、これこそが私が考案した「まるで陣内ボイス」のポテンシャルである。
まるで陣内ボイスとはその名のとおり、まるで陣内智則が言ったかのように脳内で再生される圧倒的生産性ゼロのマジックワード。もちろんコストもゼロ。消費カロリーもゼロ。SDGs知らんがな
中にはまだまぐれだと疑う者もいるだろう。まぁ気持ちはわかる。人は誰しも非現実的な超常現象はそう簡単に受け入れられないもの。
いいだろう、とくと見せてやろうか「まるで陣内ボイス」その性能とやらを!
何しとんねん!(陣内ボイス)
やかましいわ!(陣内ボイス)
どついたろか!(陣内ボイス)
バケモノやないかい!(陣内ボイス)
よう見たらハンバーグの作り方やないかい!(陣内ボイス)
いかがだろうか。
恐ろしいほどに陣内で脳内再生余裕である。何なら関西弁は全てカバーできそうな勢い。
だが、これは実際に陣内が言ったもしくは言いそうなセリフだといっても過言ではない。
というわけで次は陣内が絶対にテレビでは言わなそうなセリフでも通用するのか試してみたい。
誰が舌入れていい言うた?(陣内ボイス)
どこに指入れとんねん!(陣内ボイス)
揉むなら股間にしとけや!(陣内ボイス)
ワシのヒルナンデスがヨルナンデスや!(陣内ボイス)
結果発表〜〜〜!!!(浜田雅功ボイス)
…
…お気づきだろうか?
ラストにしれっと(浜田雅功ボイス)を仕込んでいたにも関わらず、違和感無く再生されてしまった悲しき人の性に。そう、これが「まるd(以下略
常々不思議に思ってたんだけど、漫画や小説読んだとき登場人物の声が勝手に脳内で補完されて、いざアニメ化したとき「そうそうこの声!」ってなる現象マジで何なんだろうね。すごいよね
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