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当たり前にちゃんと食べること


もはやお決まりの35度を超えた正午すぎ、
少し久しぶりの友達と待ち合わせる

この友達と会うとき、写真や文字に残したくなるような空気感があって
また会ってくれることが嬉しい

日傘に守られながら行列に並んで
ついに辿り着いた店内はクーラーが壊れてしまっていた
暑くてごめんなさいねえと私たちより汗だくのお店の人が忙しなく動いていた。


チキンライスが主役のオムライス
玉ねぎが甘いけどシャキシャキしている酢豚
茹でられてクタクタになった餃子を食べた。
何かの競技をしているのかと思うほどにタオルで汗を拭いながら


それでもやっぱり、あったかいご飯が食べれることは幸せだと感じる
作ってくれたお店の人の体温、熱を感じる
言葉尻や表情で、伝えられる限りの最大限のごちそうさまを伝えて帰った。


おいハンサムの映画で言っていたような
こういうお店が続くまちのこれからを考える。

この日、なんとなく思い出したのは
冷房の効いた部屋の窓から見ていた運動部がキラキラしていたこととか


誰かと汗を流すことなんて久しぶりだったから
(ただ美味しいご飯食べただけだけど)

この日のご飯の味は、いつもよりも長く覚えているだろう、覚えていたいと思った。


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