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田舎、懐かしの子供の外遊び。〜サラ粉作り編〜
快晴。雲ひとつない青空の下、車を運転していて思った。
通る道は山道。田舎の長閑な風景。
視界には澄み切った青と新緑の瑞々しい緑。
空が綺麗だなぁ、眩しいなぁ、とふと子供の頃を思い出した。
こんな晴れた日も外を走り回って暗くなるまで遊んだなぁ。
どんな遊びしてたっけ…
A子「今日何する〜?」
B子「さら粉作りする〜」
A子「そうしよ〜!」
そうそう、さら粉作り…
ここでいうさら粉とはさらさらの砂のこと。
作り方は3通りある。
その1 滑り台レシピ
適当にそこらへんから掘ってきた乾いた砂を滑り台に流して、あとはひたすらに滑り台を叩く!叩く!バンバンバンバン!!!鉄板を叩いてごろごろ石とさらさらの砂を分けるという分離法。
メリット さら粉が早く作れる
デメリット うるさい 後から滑る人のお尻が悲惨なことになる
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その2 アスファルトレシピ
そこらへんから乾いた砂を持ってきてアスファルトにぶちまける。
アスファルトはでこぼこしたアスファルトじゃないと分離できないため、凹凸のない綺麗なアスファルトは向いてない。無理。
昔ながらの舗装未満、未舗装以上のアスファルト道路が適している。
ぶちまけた砂の周辺を叩く。子供の叩く威力にアスファルトが揺れることはないがなぜか叩いて砂と石を分離させる。そして浮き出た石を手のひらでうま〜く石だけ外に出して、また叩く。を繰り返し、自分の手元にはアスファルトの凹凸を利用して残ったきめ細かい砂だけが残る。これがさら粉。
メリット どこでもできる
デメリット さら粉の量は少量しか作れない
その3 ふるいレシピ
泥遊び用のおもちゃのふるいを使って作るやり方。砂をふるいにかけておもちゃのバケツに入れるだけ。
メリット かんたん
デメリット おもちゃのあみの目が大きすぎて全然望むレベルのさら粉が作れない。石がごろごろ入ってきてクオリティ低すぎる
以上、山と川しかないド田舎で生まれ育った人間の外遊びの回顧録でした。
番外編
さら粉作りは一心にさらさらの粉を作ることにより、ハマる子が急増していた。誰よりもサラサラな粉を作り出すという目標をもとに毎日せっせと砂を作り出していた幼少期。
さらにそのさら粉で泥団子を作ると何日経っても壊れない最強に硬くて日持ちする泥団子が作れるという話があり、男子はさら粉で最強のボールを作ることに熱心になっていた。
そのボールを投げて一撃を食らわせてやるという野心を持った男児もいて、日々田舎の子供遊びは盛んであった…。
次回、笹舟勝負かオタマジャクシの帽子すくいについて、書いていくかも…
終わり