満月と私の気持ち
昔から狼男の話や、満月が精神状態に影響を与えるとか、満月の前後は人が産まれやすかったり、亡くなったりすることが多いとか自殺者が多いとか犯罪が増えるとか、「狂気」とか「精神異常者」みたいな意味がある「Lunatic」の語源も「Luna(月)」からきているらしいとか諸説聞いていたけど、あまり関係ないんじゃないかと信じていなかった。
けれど最近、満月の話をよくしてくれる友人と話していて自分が普段はそこまで落ち込まない事に落ち込んでいたり、なんだか心が不安定だった日の事を話すとどんぴしゃりと満月の前日だったり満月の日だったりする。
調べてみると諸説ありどれがどこまで正しいのかは分からないけれど元々、月の引力は海水を動かす程の強い力を持っていて、人の身体の約7割が水分でできているから人も引力の影響を受けるらしい。特に満月の日は地球を真ん中にして太陽と月が一直線に並んでいて太陽と月の両方の引力の影響を受け体に負担がかかり自律神経などに作用するらしい。
現に満月の前後で情緒不安定になり満月が過ぎると嘘のように体が軽くなりすっきりしているからなんとなく最近は信じ始めている。
ただ満月の周期と自分の生理周期が似ていたりするから、満月だけが影響しているのかは分からない。
ただ、情緒不安定になりたくてなっている訳でもなく、なった後に罪悪感を感じたり、なんでそこまで感情的だったのかわからなくて不安が増したり、やっぱり「この歳になっても、自分がコントロールできない」とか、「○○さんに当たってしまった」いろいろ落ち込むから、満月のせいにできるというのは少し気持ちが楽になる。
今まではそれでも1人暮らしだったから、なんとなく時が過ぎれば解決するというか、その時期に人に会わなければ自分だけの中で済む事だった。
けれど12月から、大事な人と暮らすようになり満月のせいにして自分は楽になっても一緒にその空間にいる相方に申し訳ないからどうにかならないかなと模索している。
そんな中、最近ボランティアに行っている場所のトイレにhappyリストという、自分の気持ちが落ち込んでいる時に試してみよう!みたいなリストが可愛いイラスト付きで書いてあった。
例えばそこには、体を動かしてみるとか好きな音楽を聴くとか、好きな香りを嗅ぐとか誰かに相談するとか、お風呂に入るとか、好きな人とハグするとか、本を読むとか色んな事が書いてあった。
今までは気分が落ち込むとなぜそんな気持ちになるんだろうとか何が原因なのだろうとか探り過ぎてどんどん深いとこまで内省して、もはやどうやって回復して良いのかわからなくなってドツボにはまる事がよく合った。
そうやって内省する事も大事だけど、たまには満月のせいにして過ごすのもいいのかもしれない。でも満月の夜空を眺めるのは好きだから満月にありがとうも言いたい。
そんな風に思った。
次の満月までに自分なりのhappyリストを作ろう。
皆さんはどんなhappyリストを作りますか?
読んでいただいて、ありがとうございます。 自分のために書いた文章が 誰かの心にも何か残ったら嬉しいです。