ぐおおおおーーーん先生👩🏫
大人になると、「変に目立ちたくない」
そんな気持ちが芽生えることも多いと思います。
変に目立つことで、自分が生きづらくなると困るから。
臆病なことって大切だけど、
自分の気持ちを押し殺すこととは違う気もします。
私も最近、そんな気持ちになって(大人になった証拠かなぁ(笑))
うわっ、なんか嫌だな、この状態って思った時に、中学校の時の先生を思い出しました。
見た目だと、
50代くらいの太った、化粧も何もしてないおばさん。
そして、膝を怪我していてもう治らないので、いつも杖をついて、歩いています。
この人が、担任の先生なのかぁ.....
子どもながらに、入学当初、複雑な気持ちになりました。
だけど、この先生、ハイパーでした。
国語の先生だったのですが、
1番初めの授業で、度肝を抜かれました。
今江祥智さん著『竜』というのが1番初めの題材なのですが、
それを読み、竜の鳴き声の時、学校中に響くほど大きな声で、
ぐおおおおおおおーーーーーーーん!!!!
と音読したんです。
私は固まった。
なんだ。
なんなんだ。
この先生。
生徒全員がびっくりして、
隣のクラスの生徒と先生までびっくりして、
何事かと思ったそうです。
でも、私はなんだかこのおばちゃん先生が好きになりました。
スッゲーな、カッコいいなって。
クラスの中では、あいつやべーよって噂の的になってたけど、
先生はお構いなし。
毎日、つんべつんべ歩きながら、誰よりも大きな声で、大きな顔で、いや、大きな笑顔で。
受験をしてくれました。
怒る時も怖かった(笑)
でも、愛があって、後にも先にも、
こんな自由奔放な、先生いないんじゃないかと思いましたね。
しかも、結構教えるの上手い!分かりやすかった。
ということで、
変に目立つから嫌だなぁ、居心地悪いなぁって思ってたら、
ふと、このおばちゃん先生を思い出したのです。
多分、自分の信じた通りにしてないから、
こうなっちゃうんだってね。
そう思えました。
そっちの方が断然自由で、いきやすくて、
さらに周りがその波に飲み込まれて、生きやすくなっていく。
まさに竜の如く、強く、伸び伸びといきたいものです。
先生、今どうしてるかな。
元気でいてください。ありがとうございます。