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食品リサイクルセンターへ見学にいきました

先日、小田原市役所の環境政策課の方々に同行させていただき、市内のリサイクルセンターを見学してきました。普段は見学を断っている施設だそうですが、今回特別に案内していただきました。(ありがたい...)

何をしている施設なのか

今回訪れたリサイクルセンターは、スーパーや飲食店で捨てられた食品を堆肥にするための施設です。他にも家畜の餌にするための施設もあるらしいです。

リサイクル法について

スーパーや飲食店など、大量の食品廃棄物を出す事業者に対して、食品リサイクルの実施を義務付ける法律です。再生利用の量に関する数値目標等が決められています。

リサイクルセンターなどへの依頼は普通に捨てるよりもお金がかかるので、このような法律で義務化しているということですね。また、会社によってはリサイクルした堆肥を使ってまた野菜を作ったりもしているようです。素敵。

メンバーが考えたこと

「まだ食べられそう」
廃棄される食品を見たとき、その場にいた全員がそう感じました。見た目まで綺麗な食品を見たとき、「スーパーや飲食店は仕入れを減らせばいいのに」と思いました。しかし、農家からでたフードロスでイベントを企画した私たちは「仕入れを減らすことは農家の収入が減ることに繋がるかもしれない」とすぐに想像できました。

賞味期限をのばす vs 肥料化/飼料化
社長さんのお話から、肥料や飼料にできない食品があることを学びました。例えばキムチは香辛料が強く、動物に食べさせるには適切ではないみたいです。肥料にするにも好ましい栄養素ではない。その時はやはり燃やすしか廃棄の方法がないんですよね。

しかし、キムチは元々保存用に作られているはずです。賞味期限を伸ばして長い間美味しく食べられるようにしたにも関わらず、それが残ってしまったら肥料にも飼料にもできない。

このような、「人間が食べられるように加工する」vs「食べられない分を予想して肥料や飼料に変えてしまう」のバランスをとるのは非常に難しいことだと感じました。

「リサイクルできるなら、食品ロスの何がいけないんだろう」
実際にメンバーのひとりからでた言葉です。この言葉を聞いた時、私は「食べ残しはそもそももったいないでしょう」と思いましたが、確かにこのメンバーのいう通りだと思い直しました。もしかしたら、お店ででるフードロスよりも家庭ででてしまうフードロスの方にアプローチするべきなのかもしれないと考えるきっかけになりました。

最後に

自分たちが考えたりネットや本で調べるだけでは得られない情報をたくさん吸収することができました。見学を終えた今でも、メンバー同士でフードロスについて深く考えています。見学させてくださった施設の方々や環境政策課の皆様、ありがとうございました。

文章:みずほ

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