「足りない」を紐解いていく
「服が欲しい、化粧品が欲しい、テーブルを買い替えたい、あれもこれも足りない」
こう思う時、実は自己否定が隠れているのでは無いかと思い始めた。
これが足りない、あれが足りないからダメなんだ。変わらなきゃ。このままじゃダメなんだ。
直接的な自虐や自己否定はしなくなっても、こういうもっと深いところに染み付いている感情もまだまだあると思う。
変わりたい。でも、本当は今のままでもいいんじゃないか。
自己否定ばかりで思うように休めず体調管理ができなかった自分より、今日はここまでやったからいいや、今日は休もう、今は休もうと気持ちを切り替えられるようになった今の自分でいいと思う。
でも、まだこうやって違う形で自己否定したり自分を追い詰めてしまう。
そんなことはしなくてもいいことも、本当はどこかで分かっている。
とはいえこの気持ちの片付け方がよく分かっていないので、試しに模様替えをしてみた。
本棚の向きを変えたり、照明の明るさを変えたり。
夏もどうやら終わったみたいだし、せっかく洗える枕を買ったので洗ってみた。
家具の配置を変えたり、いつもとは違うことをやってみることで、「足りない」と思う感情は消えていったし、ちょっとだけ雰囲気の変わった部屋と洗われて陰干しされている枕が残った。
こんな感じでいい。今のままで十分なことを少しずつ覚えていこう。私は、十分、今のままでいい。