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昨日の夕食【夫婦のこと】

昨日は朝から不調。飲まず食わずで横になって、ようやく夕方に復調気味。動き出すことで体の調整を図ろうと妻に話しかける。

「晩ご飯なんだけど、お鍋でもいい?それなら作るけど。」
「えっ、食べれるの?もちろんお鍋でいいし作ってもらえるなら助かる~、ありがと。」

休日を趣味で楽しんでいる妻のいつもの返事。こういうシチュエーションで「私が作るからゆっくりしてなよー。」とか「しんどいのに無理しちゃダメだよー。」と妻が言うことはほとんどない。たまには言いますがそれも1ターンのみ。私が「大丈夫。」と言えば「じゃあ、お願い!」とすぐに引き返していく。私の出鼻を挫かないんですよね、絶対に。

私は出来ることとやりたいことしか言いません。昨日も気怠いままですが、だからこそ動きたいと言い出した訳で止めずに進めてくれる妻の返事が心地いいです。勝手なんですが、止められるとそれが気遣いであっても少しイラっとする。気遣いなのが解るからイラっとすることに罪悪感を覚えて余計にイラっとしてしまう。気怠い中、さあ動き出そうと勢いが欲しいのに気遣われたことで気遣った人に気を遣いながら、そして気にされながら動かないといけないのが非常に面倒くさい。そこの点を妻はよく解ってる。勝手な私を勝手にさせておいた方が万事上手くいく。昨日も趣味に没頭してはキッチンの私を気にする素振りすらない。これがまた私には気楽でいい。

不調の日にほったらかされて喜ぶ私とほったらかして楽しむ妻。
心配して介抱された話の方が良い話っぽいですが私にとってこれは良い話。
妻だって心配はしてくれてます。心配した素振りより気を遣わせないことを優先してくれるいるだけ。それがほったらかしに見えているだけ。

体もほぐれて元気になった私と趣味を堪能した妻とで鍋をつつく。
私のやや薄めの味付けに「たくさん食べれて美味しいね」と言う妻。
調子づいてビールまで飲む私に「さすがだねー」とおだててくる妻。
勝手に妻とは相性が良いと思っていますが、妻が上手く合わせてくれているだけのような気もした昨日の夕食でした。

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