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狩猟


朝、山へ連れて行ってもらって
罠にかかった鹿を獲り、血抜きをして、内臓を出し、お肉を頂いた。

たった今、つい3、4時間前まで生きていた子鹿を頂いた。

「命を頂く。」
罠にかかっても逃げようと何度も何度も飛び跳ねていた子鹿。
銃を向けられると、その方向をじっと見つめる子鹿。
ついには至近距離で撃たれ、その瞬間の首の反動の様も覚えている。

20数年生きている私が、数ヶ月生きた鹿の心臓と肝臓を頂いている。
そこには、好き嫌いなんてない。
美味しい、美味しくないなんて問題でもない。
私は、「命」を頂いている。

「命は大事」「食べ物に感謝を」だけじゃない。


ただただ、今日もしっかり生きようと思う。

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