【番外編】FROM KOH SAMET②
サメット島第二弾です。
お部屋のことは前回お伝えしたので、のんびり海のことなど。
ゆるりとお散歩するような気持ちで読んでいただけると幸いです。
お部屋から出たところにはすぐプルメリアの木が。タイはプルメリアがすごく綺麗ですね。香りも見た目も南国を感じるお花。朝には枝につぼみがいくつかついていましたが、帰る頃にはぱっと開いていました。
波の音ってどうしてこんなに癒やされるのでしょう。東京の喧騒から離れてただただ波の音を聞くという贅沢。
昔の人の暮らしはこの静寂がデフォルトだったろうに、現代社会、都会でこの静寂を享受するのは困難を極めますね…。渋谷の対極みたいな場所。
でもこうして波打ち際を散歩していると、似つかわしくないビビッドなゴミが…たくさんたくさん流れ着いていました。
悲しきかな人間の営み。
ビール瓶がぷかぷか浮いていたり、プラ包装が脚に絡みついたり。
普段はスタバのプラストローなんかは、トイレットペーパーの芯で飲んでるみたいだな…と嫌悪感丸出しの私ですが、成程ああいった活動は意味があるのかもしれないと身をもって痛感しました。
でも、環境の汚れはこんなに目に見えるのに、環境を守る営みって目に見えないから難しいですよね。
また、全然関係ない話ですが、タイの人々って、ゆるっと仕事をしてるのが印象的でした。
道沿いで建物の壁を塗り直している人もTシャツ短パン、横では子供が遊んでいて、音楽をジャカジャカ流して。私が行きに見かけたときには壁を塗っていましたが、帰りには女の人が現れて駄弁っていたり。
バンコクのワットパクナムでも、壁画を細かく書き続けている人たちが、大きいコーヒーを横に置いて、イヤホンをして、真剣に壁に向き合っていて。
ちょっといいなあって思ってしまいました。
日本は、身なりや勤務態度、仕事は仕事、プライベートはプライベート、きっちり分けようよ、というところがあると思うのですが、タイってそこがとってもぼやっとしているというか。
あくまで印象ですけれど。もちろんバシッとスーツ決めて働いてる方もいらっしゃるでしょうけど。
高給取りじゃなくっていいから、ゆっくりのんびりお仕事して、帰ったら家族とご飯食べたり駄弁ったりする。水浴びて、寝る。
なんだか、そんな等身大の幸せをみんなしっかり自分の中に持っているのかな〜って勝手に思っていました。
なんと、ここではレストランのウェイターさん兼パフォーマーの方がいました。昼は、「ハイネケンビア〜〜!?バイフォー、ワンフリー!」とか言ってるお兄さんが夜には火のついた棒やら縄やら振り回してるんだからすごい世界です。
なんだか、こう、ひたむきな生命力というか、今日の日本では感じられない何かが東南アジアにはあるような、そんな気がするから東南アジアはやめられないんですよねえ。
私も、何はなくともひたむきにパワフルに生きていきたいものです。
余談ですが、このお出迎えお見送りしてくれる怖い顔の像はピースア・サムット。プラアパイマニーというタイのお話に出てくる、旦那さんに浮気され激怒して猛追したらその旦那さんに殺されるという悲運の鬼女。なんか普通に可哀想なんですけど…。…タイの男性って浮気性らしいです。
叙事詩って、国民性というか、国の価値観を反映してる気がします。
サメット島第二弾、ただの長めの呟きになっちゃいました。懲りずにまた記事を読んでいただけると嬉しいです。
そういえば、帰ってきてみて、日本の方がうだるほどの暑さで驚きました。(タイは雨季とはいえ)恐るべし東京の気温。みなさんお身体壊さないよう気をつけてくださいね。
次こそ温泉の記事を書く予感!
ではでは!
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