治療食は治療ですか?食品ですか?
私たちフェニルケトン尿症はじめ、いろんな疾患の方が治療食を食事に使用していることがあります。
治療食への依存度(なければ生活できない度)は疾患や状態によってまちまちです。
20代女性重めのフェニルケトン尿症の私の場合、主食各種(米、パン、麺類、粉もの全て)、醤油や味噌などの調味料はマストで必要になります。 あったら便利の次点としては、代替肉、ふりかけなどのご飯のお供あたり。
あったら便利な物たちはなくても生きていけなくはないです。QOLは下がりますが。
マストで挙げた治療食がなかったら、私はおなかいっぱいまで食事をすることがほぼ不可能になります。そしてエネルギー不足に陥る、または治療食以外の物を食べざるを得なくなり、コントロール不良を起こします。
さて、そろそろタイトルの答えですが、「食品」です。
どういうことかというと、病院で受ける治療や薬は基本的には健康保険が使えて、ある程度自己負担額が減ります。
治療食は食品なので全額自己負担です。
前述のとおり、なくなれば満足に生活できなくなりますが全額自己負担です。
月々の治療食代がどのくらいになるかというと、私はマストな物だけで1万円前後かかります。
お米3㎏が4,800円くらいです。パックのご飯が1パック200円くらいです。
https://www.b-style-msc.com/SHOP/41242/list.html
私が実際にお世話になっている通販サイトです。
私は比較的小食でもう身体が育つこともなくてこの値段です。
運動部食べ盛りの子どもとなると…。親御さんはご飯のために仕事をするかのように…。
私は治療食はもちろん治療であると思っていて、日常生活に不可欠な物と思っています。きっと他の疾患の方でもそのくらい大切な物だと思います。
だからこそ、せめて主食はふつうのお米と同程度の自己負担とかになればいいのに…と願っています。
お金に余裕ができた!やったぁ!パンが買える!じゃなくて、好きなものに使えるような暮らしがしたいなぁ…という記事でした。
みなさんは治療食はどっちだと思いましたか?