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児童福祉文化財「こどもたちに読んでほしい本」について

子どものために本を選ぶ際の参考にしている児童福祉文化財「こどもたちに読んでほしい本」についてまとめました。


児童福祉文化財について

児童福祉文化財は、こども家庭庁こども家庭審議会によって毎年選定されるもので、3つのカテゴリーに分けられ推薦されています。
絵本や児童書等の出版物については「こどもたちに読んでほしい本」
演劇やミュージカル等の舞台芸術については「こどもたちに見てほしい劇」
映画等の映像・メディア等の作品については「こどもたちに見てほしい映像・メディア等作品」として推薦されています。

こども家庭庁こども家庭審議会(児童福祉文化分科会)(令和5年3月までは厚生労働省社会保障審議会(福祉文化分科会))が、子どもたちや家族、保育士など子どもと関わる方々に向けて推薦する「出版物」「舞台芸術」「映像・メディア等」の作品を「児童福祉文化財」と言います。
昭和26年から毎年、絵本や児童書、演劇や人形劇、ミュージカルやコンサート、映画、テレビ番組など、幅広い分野を対象に推薦を行っています。

https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2023/231212_01.html

選定基準

・児童に適当な文化財であって、児童の道徳、情操、知能、体位等の向上に寄与し、その生活内容を豊かにすることにより、児童を社会の健全な一員とするために積極的な効果をもつもの

・児童福祉に関する社会の責任を強調し、児童の健全な育成に関する知識を広め、又は児童に係る様々な問題の解決についての関心及び理解を深める等児童福祉思想の啓発普及に積極的効果をもつもの

・児童の保育、指導、レクリエーション等に関する知識及び技術の普及に積極的な効果をもつもの

(児童福祉文化財推薦勧告に関する規定第3条)

対象年齢

対象については、幼児、小学生(低学年・中学年・高学年)、小学生、中学生、中学生以上、保護者・指導者等、一般(啓発)と細かく分けられています。

児童福祉文化賞について

上記の児童福祉文化財に選定された作品の中から、特に優れた作品は「特別推薦」に指定されます。その中から極めて優れた作品が「児童福祉文化賞」として表彰されています。

毎年推薦された児童福祉文化財の中から、特に優れた作品に大臣表彰を行い、永くその栄誉を称えるとともに、児童福祉文化の振興を図ることを目的として実施しています。
「出版物」「舞台芸術」「映像・メディア等」の3部門について「児童福祉文化賞」と「児童福祉文化賞推薦作品」を選定、表彰するとともに、児童の健全育成に貢献した活動に対しても「特別部門」として「児童福祉文化賞」を表彰しています。

https://www.cfa.go.jp/policies/kosodateshien/bunkazai/r5bunkashou/

推薦作品一覧表

こども家庭庁と児童福祉文化財のサイトから推薦作品を確認することができます。
「年報」と「普及啓発ポスター」の2つの確認方法があります。

年報

令和4年度児童福祉文化財年報(抜粋)

上記の画像のように、作品名と発行年月、著者、対象が一覧にされている表です。表紙の画像などはなく、文字だけの簡易な表なので、事前に借りるものを決めておいて図書館に持っていくチェックリストのように使うには良いかなと思います。

普及啓発ポスター

こどもたちに読んでほしい本 ポスター

「こどもたちに読んでほしい本」のみ、表紙が掲載されたポスターが毎年作成されています。
題名と著者、出版社、絵本の表紙が掲載されており、図書館で本を探す際にも便利です。

令和4年度以降の推薦作品

平成7年度~令和3年度の推薦作品

読み聞かせの記録について

私は、読み聞かせの記録にmi:te(ミーテ)というアプリを使っています。
ミーテは、公文教育研究会が運営しているアプリで、「読み聞かせ記録アプリ」と謳っているだけあって、読んだ絵本の記録が非常にしやすいです。

mi:te(ミーテ)アプリ

読み聞かせした回数の記録も非常に簡単なので、「3歳までに絵本1万冊」のお供におすすめですよ。


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