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【インタビュー#5】社長に聞いてみた!WEBディレクターの魅力とは?

社長インタビュー第二弾!
今回は、『WEBディレクターの魅力について』インタビューしました。
(前回記事『n2pに興味・関心のある学生さんへ向けて』はこちら。)

WEBディレクターをされている社長本人の考え方や思いが分かる、貴重なインタビューとなりました。WEBディレクターに興味がある方、必見です☆

【プロフィール】
村上 烈 代表取締役社長
@retsumurakami

早稲田大学在学中デザインやWEB・イベントに関して独学で学び、在学中に株式会社NONAME Produceを設立。
デジタルプロモーション領域におけるクリエイティブ及び広告製作を行ってきた。
その中でもデジタルクリエイターとしてキャンペーンの企画・制作進行を行っている。
お酒とマンガとプロレスが好き。


WEBディレクターの魅力と求める人物像

ー本日は「WEBディレクター」という職種について、インタビューしていきたいと思います。
そもそも、WEBディレクターって何をするんですか?

デザインをする、プログラムを書く、といった制作以外の全てです。
例えば、マネージメント、制作進行、仕様書作成、ルール作り、お客様との会話など、他にも今ここで全部を言い尽くせない程いっぱいあります。
「ディレクター」というと、映画監督や舞台監督などは、仕事内容のイメージがしやすいかなと思うのですが、それらのディレクターとの違いは「お客様の課題解決というゴールに向かう過程で、WEBを使うかどうか」。
ただそれだけです。

ーそれでは、「WEBディレクター」の魅力は何だと思いますか?

案件のクオリティ、そしてお客様や作り手のモチベーションを、自分の努力次第でコントロールできる点だと思います。
また、WEBディレクターはものづくりの中心に立つことになるので、やろうと思えばものづくりに携わる全ての人を巻き込むことができる点も面白いなと感じています。

ー現在n2pではWEBディレクターを募集していますね。
採用するにあたって、求める人物像があれば教えてください。

・整理整頓ができる
・「相手」のことを考えられる
・ものごとの編集ができる 

この三つですね。
全部ではなく、どれか一つでもあれば良いなと思っています。

大事にしている考え方

ーその三つの中でも、烈さんが大事だと思うものは何ですか?

「相手のことを考えられる」です。
相手というのはお客様だけではなく、「制作に携わる全ての人」という意味だね。

ー作り手側のことも考える、ということでしょうか。

うん。
そもそも「お客様がしたいことを成立させる」のがWEBディレクターの仕事なのだけど、お客様のことだけを考えていて、デザイナーやエンジニアといった作り手側のことを疎かにしてしまうとダメよね。
そうではなくて、ディレクターだけでなくて、デザイナーやエンジニアにもお客様の目的を理解し、納得した状態で制作してもらいたいと考えています。
つまり、作り手自身が「なぜそれをやるのか?」という目的を理解していないと、ただ言われたことをやるだけになってしまって、成長しなくなっちゃう。
なのでそれは避けたいと思っています。

ー作り手のことを考えるって、具体的にはどんなことですか。

WEBディレクターができることは、作り手のスキルやリソースを鑑みて、お客様の課題にどう向き合うか模索し、意思決定していくことかな。
ただし、作り手側のことを考えすぎて、お客様に断らないといけない状況を作ってしまうと、それもそれで本末転倒ですよね。
お客様がしたかったことを成立させるのが仕事だけど、その上で作っていただく人がいるっていう。
この両方を考えて仕事をしなきゃいけないからね。
なので、そういう全ての相手のことを考えながら進行できる人になる、ということは重要だなと思っています。
まあ、高望みだよねー。

デジタルディレクターとしてキャンペーンの500以上の企画・制作進行を行ってきた

ーもしそれら三つの能力が無くても、WEBディレクターをやりながら身に付けていくことはできるのでしょうか?

できます。
もしかすると整理整頓の素質は、先天的なものがちょっとあるかもしれないけど、基本的にはどれもこれも先天的なものではないから、ゼロからのスタートで身に付けていけると思います。
もっと大事なのは、その業界や分野の知識を得ようとどれだけ努力できるかなので、潜在的な素質はそんなにいらないと思います。

ーところで、烈さんの強みはさきほど挙げていた「相手のことを考えられる」ことなのでしょうか?

俺の強みはどっちかというと、「整理整頓ができる」ことかな。

ーその「整理整頓」とは、具体的にはどういうイメージですか?

例えばプロジェクトマネージメントでいうと、はじめにお客様の課題や作り手のスキル、リソースといった「事実」をちゃんと掻き集める必要があるよね。
それらを鑑みた上で、スケジュールのゴールから逆算して、ワークフローを先に作るんです。
次に、自分達は今何をやるべきか、進行においてどこが大変か、何が優先なのかといったものを整理していく。
そして、全部の要素が集まったら、テトリスのようにはめていって完成させる。整理整頓っていうとそういうイメージです。

ー「相手のことを考える」についてはどうですか。

お客様のことは常に考えていますが、案件について曖昧な部分を無くしていくために、状況によってはぶつかり合うこともありますよ。本質的に、その案件自体をより良くするっていう所に対して俺は突き進んでいくんで。
例えば、代理店から曖昧な情報を渡されて、「なんでそれをやるのか?をちゃんと聞いてほしい!」というのでぶつかったり。
そこが明確になれば、WEB製作のプロとして、何か他の解決策を提案できるかもしれないですしね。

ー現在どんな仕事をされている方が、WEBディレクターという職種に向いていると思いますか?

例えばですが、雑誌の編集さん、工事現場監督、イベントの演出ディレクター、ウエディング関係のお仕事をされている方などでしょうか。
そういった職種は、基本的な思考はWEBディレクターと一緒なんです。違いといえば、WEBを使うかどうかなので。
なのでそういった職種から、「WEBディレクター」になるというのもありなのではないかと思います。

n2p本社会議室にて。
自身も学生時代からさまざまなイベントの企画や演出に多く携わってきたという。

n2pにはこんな人がマッチする!

ーn2pにマッチするのは、どんな人でしょうか?

知識欲があって、中でもデジタルプロモーションやキャンペーンについて興味がある方や、デジタルでものごとを考えるのが面白いと思う方かな。
例えば、広告手段として、今までは雑誌やメーカーの商品などが主でしたが、今はデジタルもそのうちの一つですよね。
そうやって広告として他人に何か伝えるときに、デジタルって便利だな、面白いな、と感じる方は向いていると思います。

今だから言える!面白かった案件

ーこれまでで強く印象に残っている案件を教えてください!

良いのと悪いのが一つずつあるのだけど、1つ目はだいぶ昔に制作した、あるクライアントのマストバイキャンペーンですね。
当時は50万とか100万の案件が入ったら規模が大きいね、という感覚だったのですが、そこに500万〜600万ぐらいの規模のマストバイキャンペーン案件が入ってきたんです。
Twitterがちょっとずつ流行ってきたぐらいの頃で、開発にTwitterの初期のAPIを使いました。
そしたら、そのキャンペーンがバズった。
その時に、「俺ディレクションできるようになったな」「Twitterを事業の強みにできるな」と思いました。
なので、だいぶn2pの事業の方向性が決まった案件だったなと感じますね。

ーもう一つの悪い方の案件ってどんなものですか?

ブランドの靴を送るモニターキャンペーンかな。
「ローンチ前日か前々日にエンジニアが飛んで(≒急にいなくなって)しまい、どうにか助けてほしい」と代理店から相談があって。そのときは急遽依頼を受けて、なんとかローンチさせました。
ところが実際には前任者がつくっていたシステムがぐちゃぐちゃで、全てのお客様の靴のサイズが誤って送られてしまったんです。
例えば、 27センチを送らなければいけないのに、23センチを送ってしまったとか。
そうなると、 どれも全部送り直しとかになるじゃない?普通はありえないですよね。
でも、サイトの表示を信じてそれに気づかずに送ってしまって。
結果、相談を受けた代理店に3泊することになりました。
ひたすらお客様に謝罪のメール送ったり、間違って送ってしまった靴のサイズの突き合わせをしたり、といったことをやりましたね。
実は、その三日間は嫁の結婚式のドレスを探しに行く予定だったんですが、ずっと客先にいるという。その後、ボロボロになって家に帰りまして、「そんなドレスになったんだ、よかったねえ…...」って感じでした。(笑)

n2pエントランスにて。去年設立15周年を迎え、ロゴもリニューアルしました。
皆様からのご応募お待ちしております!

烈さん、ありがとうございました!

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