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自分の短文書評まとめ

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140字以内に収めた短文書評を、こちらにまとめています。読書のご参考になれば幸いです! ちなみに、長文書評記事は別マガジンに置いています。
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2021年8月の記事一覧

そこでは、さながら囚人のジレンマのように共同体は正義の原理を考えるのだが、功利主義には至らないという。無知のベールのなかで人々はまず、「自分は抑圧された少数派かもしれない」と行き当たる。また、徹底した自由競争やリバタリアニズムを選ぶ人もいないと述べる。なかなか示唆深い。

noname
3年前

ところで今日読んだ本。ロールズの部分。ロールズによれば、正義を考えるには平等の原初状態において、共同体がどのような原理に同意するかを問う必要があると考える。平等の原初状態とはそれぞれが階級、性別、人種、思想などを剥がされた「無知のベール」に立たされる場合に依る。

noname
3年前