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美容院のオーダー、どうしてる?

さて、どっかの誰かがどっかの誰かに向けて書いているこのnoteであるが、ここ最近あったエピソードでも書いていこうと思う。

最近髪を切った。

髪を切る。という行為は日常的に誰もがしていると思うが、その時のオーダーってどう伝えてるだろうか?

思いついたものを書くと
・肩くらいまで切ってください
・(写真を見せながら)こんな感じにしてください
・いつものやつで(通い慣れた美容院)

などが思い浮かぶ。私は馴染みの美容室では大抵『いつものやつで』と頼んでいる。

今回、それを脱してみようと思い、満を持して

『こんな感じにしてください』

を実行してみた。

その画像がこちら。


ん????????


となった方。正解だと思う。

当方、26歳男性。なぜ節子なのか。なぜ女児なのか。『なぜ』が止まらない。

なぜこうなったか、話は美容院前に食事をしていた時。

よく行く飲み屋で髪を切りに行く話題になった。

お世話になっている店主はこう言った。

『夏だしバッサリ切ったら?節子みたいに。』

最初は何を言ってるんだこの初老は…と思ったが、していないことを最初から否定するのは違う。してみたら似合うかもしれないし、話題には困らないか。特に仕事に支障が出る髪型ではなかろう。時代の最先端をいくのは俺だ。


よし、いざ節子。

美容室に向かった私は、席に座る。

『髪型はどうする?いつもの感じ?』

来た。

心臓の鼓動が早まる。

『あ、あの。火垂るの墓って知ってます?』

『知ってるよ?今夏だし、テレビで見たことある。』美容師さんは言う。

『節子っているじゃないですか。』

『うん』

『こんな感じにしてください。(画像を見せる)』

2度目の登場


言ってやった…悔いはない。
前日、髪の毛へ別れを告げるために普段はしないトリートメントまでした。

『本当に?いいの?なんで?』
美容師さんの困惑の中、意志は固い。

『これがいいんです。お願いします。』

『分かりました。街中を歩けるくらいの節子にしましょう。』



散髪終了。目を見開いた。




え?パクソジュンいる。

なんと、節子からパクソジュンへの華麗な転身。
いいのか悪いのか。まぁ、いいか。なんか似合ってたし。

美容院から出た時、すっかり夜になっており、心なしか星がいつもより綺麗に見えた。

まるで飛び交う蛍の様だった。

1週間後、東京に出向いたが、何度か韓国語で話しかけられたことは言うまでもない。

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