転地療養2日目-2@浜松
今日は昼過ぎに、昨日住職が不在で出来なかった懺悔(さんげ)供養をしてもらった。
これは結構ガチめのやつで、赤い印の押してある和紙に、自分で書いた懺悔文を最後お焚き上げしてもらうのだが、前半は坐禅の姿勢で読経はもちろん「お参り」と言って合掌しながら住職と一緒に何度も頭を深く下げる。
自分の出身地の方でも「さんげ さんげ ろっこんしょうじょう」と山伏が言って回るので、陳腐な言葉になるが昔から続いてるそういう風習には色々な意味が込められてるなと改めて思った。
素人がやるとたいして様になってないと思うけど、静謐な空間で推しの住職と一緒にお経を唱えられると、なんかちょっとテンションが上がってくる。
そう、久しぶりにここの住職に再会して、「この人私の推しだわ」って思った。法話も面白いし(めっちゃ長いけど)、ユーモアのセンスもあって、当たり前だけど読経がうまい(結構癖つけちゃったりして、音痴な和尚も居るんだこれが)
寺での修行の日々に対して頭の悪そうな感想文並べてすまんなんだけど・・
夕方は本来なら和尚さんに相談、みたいなのって相談料が必要なのだが、宿泊者には無料でできてしまう。ので、今回は自分の状況を相談してみた。
結論「全てを助けることはできない、自分が選んだ道に行くことで誰かを傷つけるなら、その覚悟を持って後悔しながら進んでいけ」とのことだった。
まあ、もう本当そろそろ覚悟を決めないといけないのだが・・
試しにSlackを起動してみたり、Googleカレンダーを見てみたりしたけど、動悸がしたのでこれらのミッションは来週以降に回す。
長く居た組織を離れるには助走が必要だ、今はその滑走路にいるということになるだろう。
ちなみに宿で出る精進料理は1食大体300kcalくらいに抑えられている(ように見える)ので、基本食べても何かが物足りないのだが、生姜の風味が効いたおから料理だけは別で、食べ終えるまで結構かかる上に満腹感が半端ない。これは浜松の料亭さん門外不出のレシピらしいので教えてもらえないみたいなんだけど、頑張って家で作ってみたいな〜。
夏なので寺にめっちゃサワガニが現れて、動きがカサカサしてちょっと怖かった。現場からは以上。