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雑多な本の紹介

三島由紀夫の日記ということになっているけど・・

この本は、1958年から1959年にかけて雑誌『新潮』に連載された日記形式の評論・随筆です。当初から発表する予定があったんだよね。

この作品は、三島由紀夫が自身の考えや日常を記録したものであり、発表することを前提に書かれていたため「尾籠な話で恐縮だが……」というフレーズも含まれています。

日記なのに・・と思って、ええ・・と思う人もいるかもしれないけど。
最初から他者に読ませることを前提として書かれているものですよ。
日記形式、随想形式の読み物ということです。

「尾籠な話」とは、一般的に言うと、排泄や体の不快な部分に関する話題を指します。つまり、あまり公の場で話すのが適切でないとされる話題です。三島由紀夫が「裸体と衣裳」でこのフレーズを使ったのは、彼の独特な表現スタイルと、日常の些細なことにも深い洞察を持っていたことを示しています。

私のnoteは、たまに「尾籠な話」を含みますが、それはメインではないんやで。
ええか。そこは入れ墨しとけよ。左腕にな。お前ら利き手右手だろ。自力で入れろ。
コンパスがあるやろが!!

「文化防衛論」も収録されているよ。
何気に表紙が好きな本だよ。今風だよね。
この表紙を見ただけ内容が視覚的に理解できて近代的な表紙だなと思う。
三島由紀夫の独特な世界観を視覚的によく表現できています。

「結婚したまえ。君はそれを悔いるだろう。結婚しないでいたまえ、やっぱり君は悔いるだろう」

好き。多くの偉人が言うよね。
絶対に正しいと思うわ笑

三島由紀夫の面白さは文章の読み間違えを許さない脳が痛くなる細かい描写と美しさと、アイロニイだと思うのよね。皮肉や反語、逆説を指します。

別に悪くないけど。彼を反逆のカリスマと呼ぶ人もいます。

反逆とは
「反逆」とは、権力や支配に対して反抗する行為や態度を指します。具体的には、政府や権威に対して反対し、抵抗することを意味します。反逆は、政治的な文脈で使われることが多く、歴史的には革命や反乱などの形で現れることがあります。

われわれの人生のアイロニイでもある

このフレーズは三島由紀夫の「裸体と衣裳」に含まれています

三島の思考の断片みたいものが、この本には書いてあります。

ちなみに1番好きなのは猫の表現です。

三島は天才だよ。

「私は書斎の一隅の椅子に眠っている猫を眺める。私はいつも猫のようでありたい。その運動の巧緻、機敏、無類の柔軟性、絶対の非妥協性と絶妙の媚態、絶対の休息と目的にむかって駈け出すときのおそるべき精力、卑しさを物ともせぬ優雅と、優雅を物ともせぬ卑しさ、いつも卑怯であることを怖れない勇気、高貴であって野蛮、野性に対する絶対の誠実、完全な無関心、残忍で冷酷、……これらさまざまの猫の特性は、芸術家がそれをそのまま座右銘にして少しもおかしくない。」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおネッコ。お猫様やで。

私もまったく同じ感性があるわ。
ちなみに私はネコようには、まったくなりたくない。そこだけ違うね。

でも私は人に「ネコみたいだね」とよく言われる。

そして言いたい。私は「イヌ科」であるし、ネコ派ではないと!!!

私自身の性格もイヌである。


でも綾野君に「私は天然なんですー」という女に天然なし。
「私はネコみたいなんですー」という女にネコなしと言われる・・

何その名言。。。名探偵すぎない?

でもこの論理が成立すると「ネコだもねー」と人に言われ。

「失礼な!!圧倒的イヌです。わんわんです」
「ありえんwwww」と即座に反論される私は、自分では認めていない分、
「圧倒的ネコ」だということになります・・・

ガクブル・・・

なぜだ。。全然わがままでも、キマグレンでもないし・・・
御天気屋さんでも冷たくもないのに!!!

(猫のイメージが私の中で悪すぎる説もある。。。)

猫派は、ネッコ様。ネッコ様やからな。
私がネコに思っている印象と違うのかもしれん!!!

一抹の希望!!!!

なので確認はできない。

「一抹の希望」とは、わずかに残る希望や期待を意味します。具体的には、困難な状況や絶望的な状況の中で、かすかに残る希望の光や可能性を指します。この表現は、希望がほとんどない状況でも、完全に諦めることなく、わずかな可能性にかける姿勢を示しています。

確認したら負けですから・・


ですからわたくしはパンダであると全細胞が主張しているのであります。

あっ。。

パンダの漢字は「熊猫」と書きます。これは「熊(くま)」と
「猫(ねこ)」を組み合わせたもので、パンダの見た目が熊のようでありながら、猫のような可愛らしさを持っていることから名付けられたと言われています。

そういうこと?
だとしたら、みんなが私にいう「ネコ」みたいねは、熊猫も内包している?
そうなってくると他者からの印象がすべて間違っているわけでもないのか・・

なんかショックだけど。。

でも三島由紀夫の猫の表現を読むと「私かもしれない・・・」と心当たりがなくもない・・・

私も両面あるしな。

でもネコようには生きないと決めている。

自分の中に野蛮さもあるが、卑怯で狡猾にも生きれるが、高潔に高尚に生きると決めている。

でも自分の中にネコがないわけでないしな・・

「なんか高級」はよく言われる。

「その服、絶対高いよね」とよく言われるけど。
「私の魂の位が高いだけですよ」

「だからか!!」と言われる。

そやで。

ちなみに2025年は三島由紀夫の生誕100年にあたります。彼は1925年1月14日に生まれました。この記念すべき年には、さまざまなイベントや企画展が開催されており、彼の作品や思想を再評価する機会が増えています

美輪さんは89歳。

美輪明宏さんと三島由紀夫さんの写真は、1960年代に撮影されたものが多いです。当時、美輪明宏さんは20代後半から30代前半、三島由紀夫さんは30代後半から40代前半でした。二人とも若々しく、エネルギッシュな時期の写真なので好きです。なので美輪さんは妖怪ではないです。長生きなだけです。

美輪明宏さんと川端康成さんの写真も存在します。

美輪明宏さんと関わりのあった文化人や芸術家には、以下の方々がいます。

  1. 三島由紀夫:作家であり、美輪明宏さんと舞台「黒蜥蜴」などで共演しました。

  2. 川端康成:ノーベル文学賞を受賞した作家で、美輪明宏さんとの写真も残っています。

  3. 吉行淳之介:作家であり、美輪明宏さんと親交がありました。

  4. 野坂昭如:作家であり、美輪明宏さんと交流がありました。

  5. 大江健三郎:ノーベル文学賞を受賞した作家で、美輪明宏さんと関わりがありました。

  6. 中原淳一:画家であり、美輪明宏さんと親交がありました。

  7. 遠藤周作:作家であり、美輪明宏さんと交流がありました。

  8. 寺山修司:劇作家であり、美輪明宏さんと舞台で共演しました。

  9. なかにし礼:作詞家であり、美輪明宏さんと親交がありました。

他にも多くの文化人や芸術家と関わりがありましたが、これらの方々が特に有名です。

美輪さんは妖怪かな?100歳すぎてない?とたまに計算する。。。

三島はオペラが好きな人だったんだよね。なんかわかる。

三島にしては読みやすい方だと思う。

日記なんだけど、日常を書いていても面白いところがいいよ。
小説とは違う三島の魅力が詰まっています。

100周年で読み返しのターンに入ってるから三島を紹介しがちだけど・・・

特別好きな作家というわけではないよ笑。
たまたま今が読みなおしの時期です。